さるぼぼコインとは?アイリッジが仕掛るブロックチェーン活用の電子地域通貨!?
さるぼぼコイン
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こんにちは。

 

本日は、さるぼぼコインという地域通貨について取り上げてみます。

 

さるぼぼコインと言われても何のことか分からない人が多いかと思います。

今、仮想通貨が話題になっていますが、簡単に言うと地域限定で使える電子通貨です。

 

電子通貨といっても、そこまで難しいものではありません。

投資をして儲けるみたいな使い方がメインではありませんので、あまり知識がない人でも手軽に利用できるような通貨です。

 

さるぼぼコインの導入メリットから仕組み、今後の展望までをまとめて把握できるように情報をまとめてみました。今後、こんな思いをもった人が検索するのではないかと思っています。

 

特に地方自治体で働かれている人、地方で飲食店や呉服店などの小売を運営されている企業は必見だと思います。

 

1.さるぼぼコインの概要

さるぼぼコイン

1.1 アイリッジとは?

私がこのさるぼぼコインを知ったのはアイリッジという企業がきっかけでした。

アイリッジは上場企業で、オーツーオーマーケティングに強みをもっている企業です。

日経マネーで社長の対談を聞いていたのですが、非常に面白い取り組みをしている企業で、アイリッジがさるぼぼコインの仕組みを設計しています。

 

1.2 アイリッジが企画開発運用しているアプリ

「ポップインフォ」というエンジンを保有していて、利用者数は7,000万らしいです。

東急電鉄の「東急線電鉄アプリ」の企画開発も手がけています。

他にも、GUの公式アプリの企画開発運用、ファミリーマートのアプリも企画開発運用などを手がけています。

上記のようなアプリにもポップインフォが組み込まれているのですね。

我々は知らず知らずのうちにアイリッジの技術を利用しているということですね。

 

1.3 さるぼぼcoinとは?

さるぼぼコインは、スマホで決済ができる電子通貨です。

岐阜県の飛騨高山エリア限定の通貨で、地元の商店街に入っているお店などに導入してもらって、地域の活性化を狙った施策です。

 

アイリッジが持つ電子通貨技術「MoneyEASY」を使っているそうです。

この間まで実証実験中で、最近、12月4日から正式な導入というNEWSがでていました。

お金面では飛騨信用組合という信用組合が参画しています。

 

背景には、高山市の2016年度の観光客数が前年比4%増の約450万人になっているということ、

外国人観光客の宿泊者数は同15%増の約42万人と過去最高水準を記録したということがあるようです。

 

高山市だけではなく日本自体のインバウンドが盛り上がっていますので、

高山市に限ったことではありませんが、

高山市も今後も増え続けるインバウンドへの対応が必要な時期になってきたということでしょうね。

 

ユーザーは専用のアプリをダウンロードして、下記のような流れで利用が可能です。

 

①アプリを起動

②支払うをタップする

③暗証番号を入力

④お店のQRコードを読み込む

⑤金額を(客側が)入力しお店が確認する、

⑥客側とお店側に支払い通知メールが届く

 

お店側は専用のIDを持っていて、QRコードを準備しておくだけで全て完了してしまうということですね。

 

2.さるぼぼコインの自由分析【強み,価格,特徴,差別化など】

さるぼぼコイン

2.1 お店側の導入コストがほぼ0円?

このさるぼぼコインがすごい点は、もちろん利用者にとっては便利なのですが、お店側にとってのメリットも大きい点です。

電子通貨と聞けば、専用の機械を導入しなければいけないようなイメージが有りますが、

さるぼぼコインはQRコードがあれば決済が完了する仕組みになっているそうです。

 

 

つまり、お店側としては導入コストがほぼ0円だということです。

地方の商店街でお店をされている方はお世辞にもお金が潤沢にあるというわけではないと思いますので、お店側の負担が少ないという点は非常に重要だと思います。

 

導入にあたってもう1個コストになるのが手数料ですが、一般的なクレジットカードの手数料が3~3.5%のところを、さるぼぼコインは1%を目指しているそうです。

これもお店側にとって非常にメリットになります。

 

私も最初は「仮想通貨かな?」と思っていましたが、仮想通貨ではなく、電子通貨ということなので投資してお金を増やしたり不特定多数の人と売買したりするものではないようです。

 

2.2 お店側の工数も削減

お店側のメリットとしてもう1個、工数の削減が挙げられます。

料理をしながら、接客をしながら、お会計をするというのはかなり手間になります。

電子マネーだとお釣りも出ませんから、特にお金やレジを触る必要もなく、お会計ができてしまう、

つまりお店側の手間が省けるということですね。

 

2.3 外国人や観光客も利用する?

O2Oマーケティングは様々な店舗ビジネスで取り入れられている考え方ですが、最近の技術の進展によりできることが増えている印象です。

地域限定の施策になっていますが、「店舗ビジネスにおける集客ツール」とも考えられることもできます。

さるぼぼコインのような一つのネットワークに加入することによって、旅行者が気軽に立ち寄れる店舗になるわけです。外国人なんかは喜ぶんじゃないでしょうか。

 

 

自分が外国にいって、その場でアプリとって簡単に決済できるなら使ってみたいと思うわけです。

現金を持ち歩くストレスもなければ、外国の分からない通貨を数えるストレスもないので、、

まぁ利用ニーズはすごくあるでしょうね。

 

あと、チャージするとポイントがつくみたいな施策も考えられているみたいですので、ポイントが付くとなれば、利用者も増えそうです。

観光客にとっては、電子マネーで便利だし、ポイントも付くとなれば使わない理由はないですよね。

 

3.さるぼぼコインは企業内通貨にも応用できる?

さるぼぼコイン

3.1 オフィスcoinの概要

さるぼぼコインに使われているアイリッジが持つ電子通貨技術「MoneyEASY」というプラットフォームは、企業内通貨にも応用が可能だそうです。

よく考えれば、地域という「グループ」で利用可能なのであれば・・・

企業というグループでも利用可能な気はします。

要するに使う人をどの単位でグルーピングするかということですね。

 

企業内通貨を導入している企業はいくつも聞いたことが有ります。

ただ、独自のシステムなんかをこしらえてコストがかさんでいる企業もあるのではないでしょうか。

同じ考え方をするのであれば、導入コストはあまりないのかなという印象です。

 

3.2 福利厚生にも利用?

企業だと使い道もすごく多そうです。

定期的に開催している納会での表彰式で優秀社員に企業内通貨を渡すなんてことは考えられますよね。

それで食堂や自販機なんかで飲み食いしたり、

スポーツジムやマッサージのサービスがある企業はそれを利用したりと、夢のような制度ですね。

 

自販機で飲み物を購入しようと思ったら小銭がなかったなんて経験は誰もがあると思いますが、

電子マネーであれば特に気にすることもないということですね。

便利です。

 

 

どこかの企業では改善策をしたりプロジェクトに参加したりするとポイントがたまるという仕組みがありました。

ビジネスコンテストで優秀だった人に企業内通貨をあげるとかも良いですよね。

 

4.さるぼぼコインは広がるのか、地域通貨のニーズは?

さるぼぼコイン

4.1 地域通貨のニーズ

結論から言うと、地域通貨のニーズはすごくたくさんありそうです。

日本は人口が減少していく時代に入っていて、今は東京だけ人口が増えています。

2040年ぐらいになると確か東京も人口が減ってくるのだとか。

そうなると、地方はどんどん廃れていきます。

そうなると地方でも都市の機能をできるだけ集約しようとする動きが活発になってくると予測できます。

 

つまり、病院や商店街やジムやスーパーやらが半径何キロの中に全てあるみたいな状態になるわけです。

そしてその中に住宅やマンションもあるという状態になるわけです。

そうなると地域通貨は更に注目されるようになると予測できます。

シニア層にも専用の端末が配布されて、その端末だけを持ち歩けば良くなるという時代がくるかもしれません。

何より便利ですよね。

 

4.2 地域同士の連携

まずは自分の地域から始めてみて、人口減少が深刻な隣街にも広げてみるとか、そんな使い方も想像できます。

さるぼぼコインのような地域通貨を通じて何個かの街がうまく連携できれば、メリットが出てくるかもしれません。

外国人なんかにもニーズはありそうです。

富士山の近くの宿に宿泊して、宿泊先の近くで地域通貨が使えるお店やスポットを探すという流れができるかもしれません。

 

 

5.さるぼぼコインの口コミ&評判を総括

さるぼぼコイン

5.1 さるほぼcoinの総括

さるぼぼコインについて見てきましたが、いくつかまとめておきたいと思います。

 

・さるぼぼコインは、簡単に言うと地域限定で使える電子通貨

・岐阜県の飛騨高山エリア限定の通貨

・アイリッジがサービス提供を行っていて、電子通貨技術「MoneyEASY」を使っている

・企業内通貨にも応用が可能

 

個人的には一度、利用してみたいなという気持ちになりました。

私も今はコンビニにいくと当たり前のように電子マネーを使いますし、タクシーでも電子マネーを使います。

中国なんかは現金が信用できないということで電子マネーが主流になっているとも聞きます。

今後、スマホを使った決済、電子マネーなんかは遅かれ早かれ導入は広がっていくものだと思っています。

 

5.2 今後の展開

アイリッジは、ビッグデータを活用した行動解析も展開していくようですので、まだまだ利用シーンは多そうです。

アイリッジの社長も言っていましたが、大きな枠で見ると企業と顧客を繋げるための技術だと言えます。

アプリを使った集客が軸になっているわけですが、その中でも、位置情報を使った集客、アプリ決済まで幅を広げてきています。

 

3年後、5年後にはさるぼぼコインに次ぐ、コインがいくつも登場している可能性は十分考えられます。

楽しみですね。

仕組みを提供しているアイリッジという企業はあまり表には出てこない企業ですが、

結構すごいことをやっている企業で伸び代はたっぷりありそうなので、この企業の今後の展開にも注目です。

 

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