ニッコクトラストの事件とは?気になる最新情報をチェック
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株式会社ニッコクトラストの事件や裁判についてまとめました。どのような事件があり、その後裁判はどのような流れで進んでいったのでしょうか。そして現在のニッコクトラストはどうなっているのかなどをお伝えしたいと思います。

株式会社ニッコクトラストについて

株式会社ニッコクトラストは、昭和16年に創業された産業給食の老舗です。現在に至るまで一貫してお客様の目線に立ち、安全な食を提供しています。
「求められたら応える」という創業者の理念をもって、社是である「理想の給食」5ヶ条を実現するために、食に関する事業で社会に貢献する道を歩んでいます。

「理想の給食」5ヶ条
一、心のこもった料理
一、にこやかなサービス
一、すみずみまで、ピカピカの食堂
一、食堂以外(廊下、エレベーターなど)においてもお得意様にあいさつの実施
一、以上によりお得意様に感動を

会社情報
本社所在地 〒136-0082 東京都江東区新木場1-18-6 新木場センタービル12階
TEL 03-6687-4451(代)
代表 代表取締役社⻑ 若⽣ 喜晴
創立 昭和16年6⽉4⽇(旧 ⽇本国⺠⾷株式会社)
資本金 9,999万円
事業内容
(1)給⾷部⾨
官公庁、会社、⼯場、学校、保養所、病院、研修所、寮などの⾷堂受託経営(産業給⾷)
(2)専⾨料理店、レストラン経営
-官公庁、企業(オフィス・工場・寮・研修施設・保養所など)、病院・高齢者施設、保育園、学校、などにおけるコントラクトフードサービス及びサポートサービス
-レストランの経営
-業務用食資材ならびに厨房機器・什器・食器備品販売
-飲食施設の設計、清掃、施設管理などの総合サービス

また、海外への展開も図っています。創立から80年が経ち、日本の経済や人々の生活習慣が変わる中、給食企業にとっても少子高齢化という大きな変化がありました。課題は食数の減少や雇用人員の不足など様々です。そこで、社会環境の変化に対応するため海外進出を目指しています。
ベトナムでの小学校建設のほか、食に関する事業展開もスタートしていく予定です。まずは現地の給食事業の運営・管理ノウハウの蓄積を図り、周辺分野での新たなサービス事業の創出を計画しています。

ニッコクトラストの関わった事件とは?

寮の食堂を住込みで運営していた夫婦(原告)が、ニッコクトラストを相手取って勤務時間外の割増賃金を請求した裁判です。
2018年11月に判決が出て、ニッコクトラスト側の勝訴となりました。
原告は自発的に業務時間外の料理の提供やサービスを行いましたが、社員自らの判断によるものなので残業代は不要、という内容でした。
黙示の業務命令によるものとみなされれば残業代は支払われなければなりませんが、この裁判においては原告が個人的に任意で行った業務であるため、このような判決に至ったそうです。
事件と噂されていますがニッコクトラストに落ち度はなく、会社として何も問題はないことが分かります。

現在のニッコクトラストの活動内容

事業内容は多岐にわたり、給食事業だけでも社員食堂、寮・保養所・研修施設、病院給食、高齢者施設、保育園、学校給食などがあります。
寮や保養所といった施設では、ニーズに合った食事を提供して、利用される方の満足度向上を目指しています。研修施設においては郊外型から都市型まで、研修プログラムに専念できる最良の環境をコーディネートしています。

サービスの提供までの流れは大きく5つのステップに分かれています。

1、ヒアリング

お客様ごとに、⾷堂へのご要望や抱えている問題点を伺います。
例)
1.喫⾷者数を増やしたい
2.⾷堂を新たに作りたい
3.魅⼒ある⾷堂にしたい

2、提案

お客様の要望や問題点から、試食会などを通じてお客様に合ったサービス内容をご案内します。
喫⾷者数を増やしたい → 現在提供している内容を確認しご提案
⾷堂を新たに作りたい → 作業効率を考慮した厨房・ホール設計をご提案
魅⼒ある⾷堂にしたい → さらに魅⼒を⾼める⾷事提供のご提案

3、契約

お客様ごとに提案内容に沿った契約を行います。

4、運営開始

提案に沿った運営を開始します。

5、アフターフォロー

お客様に運営開始後の状況報告を行い、合わせてさらなる改善点を提案します。

グリーンリカバリー

ニッコクトラストでは、グリーンリカバリーの考えに賛同し「人と地球の健康にコミットする給食会社」として食から環境問題を考え、課題に取り組んでいます。
グリーンリカバリーとは、環境意識が高い欧州で新型コロナウイルスによって落ち込んだ経済を立て直す際、森林保護、脱炭素社会など環境問題に慮した経済活動のことです。
ニッコクトラストのグリーンリカバリーとしては、ヴィーガンメニューの社員食堂、専用サイトを開設、グリーンスタンドの設置などを行っています。

ベトナムでの学校建設

ベトナムに小学校と図書館を建設しています。学校給食サービス事業を中心に食を通じて教育に関わる企業として、アジアの子どもたちの教育環境を整え、日本の子供達と双方向型の教育支援を実現したいという思いから着手されました。
東南アジアに学校建設の実績があるNPO法人の中から、アジア教育友好協会と協定を締結。ただ校舎を建設して放置するのではなく、未来につながる仕組みが大切という考えのもと、「社会的貢献」の象徴的な活動として、校舎の建設に加え図書館の建設と教育支援も行っています。

ダイバーシティの推進

ニッコクトラストでは、年齢、性別、学歴、国籍、職種、性的マイノリティ(LGBT)、障がいの有無に関わらず、採用・育成・登用の機会を提供しています。様々な属性を持つ社員がそれぞれの個性や能力を活かし、会社の発展に貢献しているそう。ダイバーシティ(多様性)を積極的に受け入れ、すべての社員が協力し合い、誰にでも働きやすい環境を整備し、さらなる成長を目指しています。

また、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき、女性活躍の推進のため行動計画を策定しました。女性活躍推進法においては、「女性管理職の育成」「平均勤続年数の引き上げ」を課題の中心として取り組んでいます。

この他にもワーク・ライフ・バランスの推進、団結権と団体交渉権の尊重などの活動を行っています。

まとめ

今回はニッコクトラストの会社概要や事業内容、そして事件についてご紹介しました。
ニッコクトラストのかかわった裁判は勝訴となり、原告の訴えは棄却されています。この件に関してニッコクトラストに落ち度はなく、会社として何も問題はないのでご安心ください。
現在の活動内容としては産業給食サービスのほか、レストランの経営、食品関連用品の販売、飲食施設の設計や管理といった総合サービスを行っています。
海外への展開も図っており、将来を見据えてベトナムでの食に関する事業展開をスタートする予定です。すでに小学校や図書館の建設を行っているため、今後の活動内容に注目が集まります。
他にも、グリーンリカバリー、ダイバーシティの推進、女性活躍の推進など様々な行動計画を立てて実行に移しています。
「食」は生きるうえで欠かせない要素です。様々な形で「食」に関するサービスを展開しているニッコクトラストの活躍を、今後もチェックしていきたいと思います。

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