株式投資や投資信託などの資産運用を始めるためには、証券口座が必要です。
現在はオンラインから気軽に証券口座の開設から投資商品の取引まで行えます。
数あるオンライン証券会社の中でもSBI証券は知名度が高く、サービスの利用を考えている方もいるでしょう。
そこで今回はSBI証券の会社概要からサービスを利用するメリット、利用者の口コミ評判などについてご紹介します。
SBI証券のメリットや評判を知った上で口座開設を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
SBI証券の概要
まずはSBI証券の概要からご紹介します。
商号:株式会社SBI証券
設立:1998年
代表:代表取締役会長北尾吉孝/代表取締役社長髙村正人/代表取締役副社長COO前川雅彦
本店所在地:東京都港区六本木1-6-1
資本金:54,323,146,301円(2024年3月末現在)
SBI証券は1999年10月にインターネット取引サービスを開始しました。日本版金融ビッグバンにより金融業界の規制が緩和され手数料の自由化が始まる中で、「顧客中心主義」の理念のもと、業界に先駆けて手数料引き下げに乗り出しました。その後も業界のプライスリーダーとして徹底的な価格破壊を推し進め、2023年9月には国内株式の売買手数料無料化、通称「ゼロ革命」を実施し、証券業界全体の手数料体系に大きな影響を与えています。
SBI証券では、国内株式や海外株式、投資信託だけでなく、債券や先物取引、オプション取引、最近ではブロックチェーン技術を活用したセキュリティ・トークン(ST)など幅広い商品が取り揃えられています。インターネット証券というと初心者の入門のような印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、SBI証券は投資ビギナーから上級者まであらゆる投資家のニーズに応えることができるプラットフォームです。
SBI証券の強みや利用するメリットとは?
一見すると似ているようですが、証券会社によって強みや特徴は異なります。
SBI証券の場合、投資家にとってどのようなメリットがあるのでしょうか?
自分に適したサービスを見極めるためにも、SBI証券の強みやメリットについてご紹介します。
国内で初めて証券口座数1,300万口座を突破
SBI証券は2024年7月16日時点で、国内初の証券口座数1,300万口座を突破しました。
口座数は年々上昇しており、多くの個人投資家に利用されていることがわかります。
2024年オリコン顧客満足度ランキングのネット証券部門では、堂々の総合1位を獲得しており、このデータからもSBI証券の人気の高さをうかがい知れるでしょう。
利用者が多いということは、それだけユーザーから信頼を得られている証拠とも言えます。
取扱商品・銘柄数が豊富
SBI証券は投資家の幅広いニーズに応えるために、豊富な商品を取り揃えています。
・国内株式(現物取引・信用取引・IPO・貸株など)
・外国株式(米国・中国・海外ETFなど)
・投資信託・外貨建MMF
・SBIラップ(少額かつおまかせでグローバル分散投資による資産運用ができるサービス)
・債券(円貸建債券・外貨建債券)
・FX
・先物・オプション(日経225先物・NYダウ先物など)
・商品先物取引(金・銀・プラチナ・米など)
・CFD
・金・銀・プラチナ(現物取引・積立取引)
・新NISA
・iDeCo
・ST(セキュリティー・トークン)
SBI証券は株式の銘柄数・投資信託の取扱本数が多いことも強みです。
例えば、投資信託であれば取扱本数は2,604本、NISAつみたて投資枠の取扱本数は248本(2024年9月25日時点)となっています。
外国株式は、業界トップクラスの9カ国(米国・中国・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア・シンガポール・タイ・マレーシア)に投資可能です。
取扱商品や銘柄数が多いため、自分に合った資産運用方法や商品を選べることがメリットです。
手数料が安い
手数料が安いことも大きなメリットです。
SBI証券ではゼロ革命と称して、各種プロダクトの手数料無料化の取り組みが推進されました。
インターネットコースの場合、一定条件を満たすことで2023年9月30日の発注分から国内株式の売買手数料が無料になります。
現物取引・信用取引・S株(単元未満株)・新NISAの米国株式/海外ETFもゼロ革命の対象です。
インターネットコースを選択し、書類交付方法を電子交付にすることで売買手数料が無料となります。
また、入出金にかかる手数料は、銀行振込入金以外は無料です。
株式取引や入出金に係る手数料が無料となることで、投資で増やしたお金の目減りを抑えることができます。
1株単位での売買が可能
一般的に株式取引は売買単位が決められていますが、SBI証券は1株単位で売買可能です。
例えば、1株1万円の株式の売買単位が100株となっている場合、100万円の資金が必要になります。
SBI証券の場合、S株によって1株単位で売買できるため、少額で株式取引を始めることが可能です。
夜間も株式取引ができる
SBI証券では、国内株式取引においてPTSと呼ばれる証券取引所を介さずに株式売買が行えるシステムを導入しています。
PTSの場合、8時20分~16時、16時30分~23時59分までの2つの時間帯で取引が可能です。
夜遅くまで対応しているので、日中忙しい人も夜間にリアルタイムで国内株式取引ができます。
各種ポイントを貯めやすい
SBI証券の口座で取引を行う場合、Vポイント・Pontaポイント、dポイント、JALのマイル、PayPayポイントを貯めることができます。
これらのポイントは口座開設・国内株式取引・FX取引・投資信託の保有などによって貯まっていきます。
例えば、投資信託の場合、保有残高に応じて年率最大0.25%のポイントが還元されます。
投信の残高に対してポイントが貯まるこのサービスは他のオンライン証券でも導入されていますが、他のオンライン証券では対象となる投資信託の本数は限定的で、自社グループ運用会社の投信に高いポイントを付与するなど、作為的な側面があります。一方でSBI証券では、グループ内外を問わずほとんどすべての取扱い銘柄にポイントが付与されています。自分が保有したい投資信託を買いながらポイントが貯められるのは大きな魅力と言えましょう。
また、三井住友カードによるクレカ積立であれば、最大3%(プラチナプリファードの場合)のVポイントを還元してもらうことが可能です。
貯まったポイントはショッピングなどに使えるだけではなく、1ポイント=1円分として投資信託や国内株式の買付に使えます
SBI証券の利用者の口コミ評判
SBI証券で口座を開設する前に、利用者の評判をチェックしてみましょう。
ここで利用者の口コミをピックアップしてご紹介するので、参考にしてください。
画面表示がスッキリしていて見やすく初心者でもわかりやすい。国内株式だけでなく外国株式、債券、投資信託、オプション取引、金・プラチナなど幅広い金融商品を取り扱っています。各種手数料が安くて取引しやすい
引用元:https://finance.yahoo.co.jp/brokers-hikaku/item/1/reviews
金融商品の豊富さに惹かれる投資家は多くみられます。
SBI証券のサイトの画面はすっきりしていてわかりやすいという声もあるので、使い勝手が良いと言えるでしょう。
コスト面で選びました。一日の間に複数の銘柄を購入・売却したい人にとっては、もっともコストパフォーマンスのいい業者だと思います。また塩漬けになっている株を、貸株すると、貸株金利が得られるため、配当以外でもインカムゲインが入ります。それぞれの銘柄の四季報の記事も見る事ができるので、個人投資家の強い味方です。
引用元:https://kabutan.jp/hikaku/company_info_sbi/
売買手数料0円などコスト面のお得さからSBI証券を選ぶ人も多くみられます。
特に1日のうちで複数の銘柄を売買する人にとってはメリットも大きいようです。
銘柄ごとの四季報記事も閲覧できるため、投資判断に必要な情報もしっかり収集できます。
口座開設、口座維持手数料が無料で扱っている商品が多いのがありがたいです。キャンペーンやポイントマイレージなどのサービスも充実していて、運用しながらポイントやキャッシュバックを受けられるので、この証券会社を使って良かったと思っている。
引用元:https://finance.yahoo.co.jp/brokers-hikaku/item/1/reviews
ポイントの付与やキャンペーンによってはキャッシュバックを受けられることもSBI証券の魅力となっています。
普段からVポイントやPontaポイントを使っている人や買付の際にポイントを使いたい人にとっては、嬉しいサービスと言えるでしょう。
SBI証券が特におすすめの人
SBI証券はあらゆる人におすすめできるオンライン証券ですが、その中でも特におすすめの人は以下のとおりです。
・安い手数料で取引したい人(国内株式など主要商品は無料)
・取扱商品の多さを重視したい人
・IPO投資をしたい人
・少ない資金で投資を始めたい人
・ポイント還元を受けたい人
SBI証券は取扱商品が豊富なので、多さにこだわっている人におすすめです。
特に9カ国の外国株式を取り扱っているので、様々な国の株式取引を行いたい人に便利です。
IPOの取扱実績も業界トップクラスを誇るため、IPO取引がしたい人にも向いています。
2023年に新規上場した96社のうち、91社はSBI証券で取り扱っている実績があるため、証券口座を持っていれば、多くのIPO抽選に応募できるチャンスがあるでしょう。
単元未満株など少ない資金で投資を始められるサービスもSBIでは充実しています。投資初心者でも安心して取引できる環境が整っていると言えるでしょう。
また、投資信託をメインとする場合、ポイント付与率も高いのでポイント還元を受けながら資産運用をしたい人にもSBI証券がおすすめです。
まとめ
今回はSBI証券の会社概要や利用するメリットや利用者の口コミ評判などをご紹介しました。
SBI証券はオンライン証券の中でも口座開設数が多く、すでに多くの投資家に利用されています。
口コミによれば、手数料の安さや取扱商品の豊富さ、ポイント還元などにメリットを感じている人が多くみられました。
サービスの特徴や評判を見て、メリットを強く感じたのであれば、SBI証券で口座を開設して資産運用を始めてみてはいかがでしょうか?