
近畿産業信用組合は、大阪府や京都府、兵庫県、滋賀県、和歌山県、奈良県、岐阜県、長崎県を営業区域として事業を行っている信用組合です。
普通預金や定期預金に関する様々なサービスを行っており、特に50歳以上の方にとってお得になる預金サービスは魅力的なので注目を集めています。
今回はそんな近畿産業信用組合の概要や普通預金と定期預金に関する基礎知識、近畿産業信用組合が提供している預金サービス(セカンドライフやブロック、第23回宝くじ&懸賞金付定期預金「きんさんドリーム」、プレゼント付定期預金‘とらきち’の贈りもの)についてご紹介しましょう。
近畿産業信用組合で普通預金や定期預金を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
組合概要
まずは、近畿産業信用組合がどのような組合なのか概要や沿革から見ていきましょう。
■近畿産業信用組合の概要
近畿産業信用組合は、1953年9月1日に創業されました。
理事長は大本崇博氏が務めています。
預金は1兆3,492億円、貸出金は9,032億円、出資金は271億円です。
組合員数は19万3,067名、役職員数は827人となっています。
店舗は、大阪府や京都府、兵庫県、滋賀県、和歌山県、奈良県、岐阜県、長崎県に33店舗あります。
徳山明夫氏と千原芳浩氏は、副理事長に就任した人物です。
■近畿産業信用組合の沿革
- 1953年9月1日 芸術家や芸能家、芸術愛好家の職域信用組合として日本芸術家信用組合が設立
- 1964年6月1日 日芸信用組合に名前を変更
- 1989年10月2日 本店事務所を移転し、京都シティ信用組合に名前を変更
- 1992年11月24日 本店事務所を新築移転
- 2001年5月28日 信用組合大阪商銀の事業を譲受して近畿産業信用組合に名前を変更
- 2002年5月27日 信用組合京都商銀を事業譲受することに成功
- 2002年6月17日 信用組合関西興銀の事業譲受を行い、本店事務所を大阪市内に移転
- 2006年6月12日 長崎商銀信用組合と合併
- 2012年2月27日 総預金1兆円を達成
- 2013年3月31日 総預金額が信用組合日本一を達成
- 2017年3月31日 実質業務純益100億円を達成
- 2019年5月20日 本店事務所を大阪市内に新築移転
普通預金とは
普通預金は、銀行取引の一番基本的なものです。
貯蓄のために定期預金や資産運用のために外貨資金を始める際にも、普通預金の口座を開設する必要があります。
そんな普通預金について再確認していきましょう。
■普通預金について
普通預金は、お金を預けるためという目的もありますが、引き落とし口座や振込口座として利用するケースもあります。
つまり、個人の使い方に合わせて柔軟に利用できる預金だと言えるでしょう。
多くの場合、給与や年金の振込口座、公共料金やクレジットカードの引き落とし口座に使用されています。
また、いつでもお金を預け入れたり、引き出したりできるという特徴もあります。
提携しているATMがあれば、コンビニでもお金を預け入れや引き出しが可能です。
そのため、生活費のように頻繁に出し入れするお金を管理する際にも便利だと言えるでしょう。
預金していれば利子も付きます。
■普通預金の金利
普通預金は変動金利です。
メガバンクや地方銀行のような一般的な銀行では、0.02%くらいの金利が付きます。
定期預金と比べるとかなり低い金利ですが、それには理由があります。
その理由は、普通預金や入出金が頻繁に行われる流動性が高い預金なので、銀行側の運用資金として安定性がないためです。
ネット銀行の場合は、証券口座と連動させることで金利を高めたり、預金残高によって取引手数料を優遇したりといったサービスを展開している銀行も増えています。
定期預金とは
定期預金は、普通預金のように流動性がある預金ではなく、貯蓄を目的とした預金です。
続いては、定期預金とはどのような預金なのか再確認しましょう。
■定期預金について
定期預金は、一般家庭で普通預金と同じように良く利用されている預金です。
事前に設定した満期日まで預金の払戻をしないという条件で普通預金よりも高い金利で預け入れができます。
頻繁に引き出すことができないため、貯蓄のために利用しているケースが多く見られます。
金利が普通預金よりも高いため、まとまったお金があるなら普通預金に預けっぱなしにするのではなく、定期預金に切り替えた方が良いでしょう。
■定期預金の金利
定期預金の金利は、設定した満期日まで預金した時の金利が適用される固定金利です。
キャンペーンなどで高い金利が設定されているタイミングで定期預金をスタートすれば、その分高金利を譲受できるという点は定期預金ならではのメリットでしょう。
近畿産業信用組合の預金サービス
近畿産業信用組合では様々な預金サービスを行っています。
最後に、近畿産業信用組合が行っている預金サービスについてご紹介しましょう。
■普通預金サービス
後見制度支援預金は、後見制度を利用している方限定のサービスです。
利率は、店頭に表示される普通預金金利+0.1%の金利が適用となります。
預入期間は、家庭裁判所が発行する指示書に基づいた期間になるので、それぞれの状況によって変化します。
セカンドライフは、満50歳以上の方専用の普通預金です。
一般的な普通預金と比べるとお得に利用できるのでおすすめのサービスだと言えるでしょう。
利率は年利0.05%(税引後は0.039%)となっていますが、毎週第一月曜日に見直されるため変動する可能性があります。
預入期間は特に決まっていないので、自由に出し入れできます。
ブロックは、口座管理手数料がかからずに、全額保護してくれるサービスです。
無利息型の普通預金で、預入期間は決められていません。
■定期預金サービス
第23回宝くじ&懸賞金付定期預金「きんさんドリーム」は、懸賞金や宝くじが当たるチャンスを掴める定期預金です。
10万円から預け入れができ、10万円ごとに1本抽選権利がついてきます。
自動継続商品となっているので、増やす楽しみや当たる楽しみが続いていきます。
利率は、年利0.10%(税引後は個人だと0.079%、法人だと0.084%)です。
預入期間は1年のみとなっています。
プレゼント付定期預金‘とらきち’の贈りものは、契約を継続している限り、ブランド米2kgが年6回届く定期預金サービスです。
金利は、預入日に店頭に表示されているスーパー定期預金の金利が適用になります。
預入金額は500万円以上で、500万円ごとにブランド米2kgが年6回届きます。
預入期間は1年ですが、自動継続です。
まとめ
近畿産業信用組合は、1953年9月1日に創業されて以来、大きく成長を遂げている信用組合です。
兵庫県、滋賀県、和歌山県、奈良県、岐阜県、長崎県を営業区域として事業を行っていることから、エリアもかなり幅広くなっていることが分かります。
他の銀行や信用組合と同じように普通預金や定期預金に関するサービスを提供しています。
近畿産業信用組合が提供しているサービスには、後見制度支援預金やセカンドライフ、ブロックといった普通預金サービス、第23回宝くじ&懸賞金付定期預金「きんさんドリーム」やプレゼント付定期預金‘とらきち’の贈りものといった定期預金サービスがあるので、それぞれのニーズに合うサービスを選びやすいでしょう。
どのサービスも非常に魅力的ですが、セカンドライフのような50歳以上の方にとってお得なサービスがあるという点は近畿産業信用組合ならではの魅力だと言えます。