「大幅改変」を続けるフジテレビに勝機はあるのか?
当記事は取材費や広告費をいただいて記事を掲載しています。アフィリエイト、アドセンス等も活用しています。

27時間テレビが終わったばかりのフジテレビ。相変わらずバラエティは苦戦している印象だが、最近ドラマは少しずつ勢いを盛り返していると感じる。

フジテレビ編成担当の石原隆取締役は7月の定例会見で、「最近『フジのドラマおもしろいんじゃないの』という声をちらほら聞く」と語った。たしかに『グッド・ドクター』などの木10ドラマが面白いともっぱら評判で高視聴率を叩き出している印象だ。

果たしてフジテレビ復活の日は来るのか?今回はフジテレビについてまとめてみた。

会社概要

まずは言わずとしれた話ではあるが、フジテレビの会社概要について簡単に紹介する。

株式会社フジテレビジョンは、子供からお年寄りまで幅広い層に人気があるテレビ局だ。1957年に設立され、1997年にはお台場の湾岸スタジオに本社を移転しさらに事業を拡大。東京証券取引所第一部に上場しており、2009年には開局50周年を迎えた歴史ある企業である。

フジテレビは、多くの子会社や系列会社を持ち、番組制作や映画製作などの制作活動や放送活動だけではなく、通信販売事業や広告事業、都市開発など活動内容を広げている。

フジテレビの復活はあるのか?

フジテレビは、地上波と衛星放送によるテレビ放送やラジオ放送を中核事業としており、番組をはじめ多彩なコンテンツとエンターテイメントを制作している。

映画やイベント、アニメに加え配信プラットフォームやライツビジネスなど幅広い事業内容を持ち、専門性が高い映像作品やイベントの企画制作力があることが強みだ。

また国内外の番組や映画、音楽のパッケージの製造販売、アニメなどの映像作品や音楽ソフト制作、ライブコンサートに加え、国際的な音楽著作権ビジネスを展開している。通信販売事業や広告事業、都市開発など情報とエンターテイメント発信にも力を入れている。

昨今のフジテレビは「視聴率が低い」という悪い噂がある。かつてのフジテレビは1982年から12年連続三冠王を獲得する程の独走状態の民放テレビ局だった。

平成に入ってからも日本テレビと熾烈な首位争いを繰り広げていたが、近年は日本テレビに大きく抜かれてしまっている。この10年余りで視聴率は半減してしまうほど落ちぶれた。10年以上にわたり視聴率の下落を続けた結果、その影響で、広告収入も減少が続いている。この10年で約1/4の広告収入を失った。

現在のフジテレビは『めちゃイケ』『笑っていいとも』『とんねるずのみなさんのおかげでした』等の長寿バラエティを打ち切り、改変を続けている。『笑っていいとも』の後番組『バイキング』は徐々に視聴率が安定してきているが、依然として課題はバラエティだ。

特にバラエティ部門において、フジテレビは大苦戦している。全局のバラエティ番組のうち、視聴率上位60%を日本テレビが占めている。日本テレビの圧倒的勝利なのである。フジテレビがバラエティで上位にランクインしたのは『AKB総選挙』や『27時間テレビ』などの特番のみであり、安定的に数字がとれるバラエティ番組を作るのが課題である。

フジテレビで働く人の口コミ

それでは次に、フジテレビで働く人の口コミ・評判をご紹介しよう。主に番組放送にかかわる企画制作業務に携わっている人の意見を集めた。

・現場の仕事は、現場で仕事をしたくて集まってきた人たちがほとんどなので満足度は高く、報酬も良いので転職希望者は少なく、それぞれが目的意識を持っているように感じます。

・フジテレビの給与水準は高く、業界でも地位があるので、仕事が忙しくても満足度が高い。年功序列で決まっている雰囲気もあるが抜擢もあるので、やりがいも持てる。テレビ業界で働きたい人のひとつの目標になっている会社なので周囲のレベルも高く、自分が成長できる会社だと思って働いている人が多く向上心がある人にとって良い会社です。

・芸能人を見ることができたり、一緒に仕事をすることができるので楽しいです。芸能人に憧れているわけではないけれども、プロフェッショナルとして第一線で活躍している人からはやはり大きな影響を受けます。

・派遣で働いている人もたくさんいて、派遣でも仕事をしっかりとすることが求められます。家庭や育児の都合で派遣を選んでもやりがいのある仕事を任されることがあるので、楽しいです。

フジテレビで働いている人は、テレビ業界の仕事が好きでやりがいがある仕事をしたいという希望に向かって働きながら、高水準の報酬をもらうことができるので満足度が高いようだ。仕事が深夜から早朝にまで及んだり、休日が不規則だったりする職種も多いが、クリエイティブな仕事に集中することができるので自分の実力を高めるためにも良い環境と考えている人が多い職場といえるだろう。

・体力がないと続かない仕事です。深夜までの残業や会社に泊まることが多くて、体調を崩してしまいました。特に出産後は、現場の仕事がきつくて辛いとやめる人もいます。経理など事務系は、比較的勤務時間が安定しているので女性も働きやすいと思いますが、仕事の方向性が違うので悩むところです。

・福利厚生が良く、社内の診療所を利用できたり、社員食堂があったりと社会保障面はもちろんですが、会社独自の取り組みがあり恵まれた環境だと思います。

・中途半端な気持ちで入ってしまうとつらくなる職場です。志が高い人が多く、給料が高い分仕事も猛烈にすることが当たり前になっています。

「激務で体力がないと続かない」「中途半端な気持ちでは続かない」という口コミがあります。また、出産や育児で休業しても、復帰後の働き方が自分に合わないと感じる人もいるようです。子供がいる状態で番組制作現場で働くのは非常に難しく、休みがある部署に異動するか辞めてしまう人も多いようです。しかし、福利厚生面が充実しているところは評判が良い点で、大企業ならではの取り組みが行われている。

お茶の間の評判は?

フジテレビは、日本全国のお茶の間に楽しいテレビ番組やリアルタイム性が高い報道番組、知的好奇心を満たす情報番組や特集番組を制作している。視聴率に関していえば他局に負けている状態だが、幅広い年代層の人から支持されている人気番組が多数あり、イベントや収録観覧なども大変人気がある。

・毎日朝の情報番組からエンタメ系の番組、ドラマなどを楽しみにしています。歌番組は、好きなアイドルが出ることが多く、最新の楽曲をいち早く楽しむことができるので毎回見ています。

・修学旅行でフジテレビを見学しました。先輩がフジテレビに行ったと聞いていて自分も行きたかったので念願がかないました。芸能人には会えなかったけれども、よくテレビに映るお台場の建物に行くことができて、とても満足です。人気の番組の展示やスタジオ見学、お土産のショップなどが充実していて良い思い出になりました。

・スタジオ観覧に行くことが楽しみです。芸能人を見ることができるところが楽しみですが、裏方さんの仕事も見ることができるので、だんだん裏方の仕事にも興味が出てきています。

フジテレビは、全国にファンがいるテレビ番組を多く制作している人気のテレビ局なので、番組自体のファンが多いことに加えて、スタジオ観覧や観光地としても人気がある。フジテレビの見学を通して、憧れを持ちフジテレビに入社した人も多く、たくさんの人に夢を与え、夢を叶えることができる職場でもあると思う。

・フジテレビがやっているディノスの通販を利用しています。高品質な商品が多く、家具なども良いです。洋服やアクセサリー、日用品など幅広い品ぞろえで質が良いので、いろいろ見てもディノスばかりになっています。

・ディノスの通販を見ると欲しい物がたくさんあるのですが、欲しい物は値段が高いので手が届かないことが多いです。フジテレビで働いている人なら給料が良いので買えるのかもしれないと思います。

・お台場で行われた番組のイベントに行きました。たくさんの人が集まっていてとても人気がありました。屋台なども出ていて楽しかったのですが、フードやドリンクの値段と品物が見合わないような気がしました。多くの人が利用していたので、売り上げはすごいと思いますが、もう少し手頃ならもっと楽しいのにと思いました。

通販やイベントは、大変人気があり利用者が多い事業のひとつであるが、価格帯が高いので合わないと感じているという口コミも多くみられた。エンターテイメント性や満足度が高い商品を発信する姿勢は評価が高いので、利用する人は多いようだ。

総括

フジテレビは、給与水準が高く、福利厚生も充実している職場だ。職種や配属部署によっては、労働時間が長く、不規則なので体力面と意欲面に自信がある人でないと厳しい環境であるといえるだろう。働いた分だけ報酬を手に入れることができるので満足度は高い。

番組制作にかかわる業務内容だけでも幅広いので、企画力や調整力、実行力などがある人に向いている。専門性が高い部署も多いので、自分の得意なことをいかしたいという人にもおすすめの職場だ。

番組制作以外にも、経理や営業、通信販売など多くの部署があるので、他の職種に興味がありフジテレビで働きたいという人にも人気がある。出産や育児を考えている人や退職してしまった人には、派遣社員という働き方もある。将来的には派遣を選んだとしても、正社員で入社しキャリアを積むことでやりがいがある仕事をすることができる。

とても人気があり、誰でも知っている有名企業で、芸能人をはじめ、各業界で活躍している人と一緒に仕事をすることができるのがフジテレビの特色だ。番組観覧や職場見学、企業説明会なども充実しているので興味がある人は見学や説明会に参加することから始めてみるとよいだろう。

スポンサーリンク
おすすめの記事