ジェネシアベンチャーズのファンドを調査!田島聡一社長はサイバーエージェント出身?
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こんにちは!

 

本日は、ジェネシアベンチャーズについて取り上げてみます。

日経に取り上げられていましたので、先日のエフィッシモ・ナントCVCファンドに続き調査してみました。

 

普段、ベンチャーキャピタルやファンドはあまり表に出てこないことが多いので、会社概要や案件の内容、社長の経歴などが気になっている方は多いのではないでしょうか。

下記のような気持ちで検索されている方が多いのではないでしょうか。

 

・ジェネシアベンチャーズが投資している会社の情報が知りたい!

・ジェネシアベンチャーズの評判は?

・ジェネシアベンチャーズの社長はどんな人?

・ジェネシアベンチャーズの最近の出資案件は?

 

ビジネス上で関わりがある人や、これから関わる可能性がある人などにとって、分かりやすく企業情報全般をまとめていきますので、参考にして頂ければと思います。

 

1.ジェネシアベンチャーズの概要

ジェネシアベンチャーズ

1.1 会社概要

2016年8月31日設立、東京都港区(最寄り駅:外苑前)に本社を構える企業です。2016年設立ですから、まだ創業してから1年半です。事業内容はベンチャーキャピタル事業となっています。

社名の「ジェネシア」に関しては、「Genesis」と「Asia」を掛け合わせた造語だそうで、「アジアの創生を担うベンチャーキャピタル」というスローガンを掲げています。

「アジア」と社名に入れているということで、アメリカやドイツ等のベンチャーが活発な国はあまり対象に入れていないのかなと思ったのですが、投資は色々な国を対象としているようです。あくまで、アジアを軸にしてという意味合いなのだと思います。

もう一つ重要なキーワードは「インターネットやテクノロジー」という部分だと思われます。第4次産業革命とも言われていて、インターネットやAI、Iotなどの新しい技術が次々と生まれてきています。

これから、面白いベンチャーが生まれてくる分野は「インターネットやテクノロジー」だと判断したのでしょうね。政府も取り組みを進めていますし、様々なCVCファンドが立ち上がっています。

 

1.2 社長の経歴

代表取締役は田島 聡一さんですが、どのような経歴を持っているのでしょうか。少し触れておきます。2005年からサイバーエージェントのVC子会社に所属して、様々な投資活動を行って、IPOやバイアウトまで導いた経験がある方です。

そこでベンチャーキャピタリストの基礎を築いて、2016年に独立しています。サイバーエージェントの前は三井住友銀行で働いていたということで、業界歴はかなり長いですね。社員数は分かりませんが、木村さんという野村證券出身の方と、河野さんというインドの日系スタートアップ出身の方が中心になっています。

 

2.ジェネシアベンチャーズの自由分析【強み,価格,特徴,差別化など】

ジェネシアベンチャーズ

2.1 投資案件

少し投資方針に触れましたが、具体的な企業を見ていきましょう。HPに記載されている案件の中でも、上の3企業を取り上げてみます。

・株式会社HRBrain
サイバーエージェント出身の堀浩輝さんが2016年3月に立ち上げた会社。人事管理システム「HRBrain」を開発。
リリースから1年で有料利用者数が150社を突破。

・subdreamstudios
カリフォルニアに本社を置くVR関連のゲームを開発している会社。
ソーシャルVRゲームを開発しており、エキサイトジャパン出身の鄭 直漢(ジョン・ジーカン)氏が社長。

・株式会社Good Moneyger
東京都中央区に本社を構える会社。AI投資アドバイザー「VESTA」を開発。
AIが投資のアドバイスをしてくれるという画期的な商品を開発。

・CONCORE'S株式会社
東京都渋谷区に本社を構える竹中工務店出身の中島貴春氏が立ち上げた会社。
「photoruction」という建築・土木現場で使用できるアプリを開発。
図面の管理、写真の管理、メモ等の機能が入っていて、東京都の事業成長支援プログラムの対象企業にも選ばれている。

・Zenport Inc.
東京都港区に本社を構える2015年7月に設立された加世田敏宏氏が立ち上げた会社。
貿易業務の効率化クラウドサービス「Zenport」を提供。
年商100~3,000億円の中堅貿易企業を対象に、業務効率化を提案。
2017年に開始したテストには約10社の企業が参加している。

・BizteX株式会社
東京都港区に本社を構える2015年7月設立の嶋田光敏氏が立ち上げた会社。
Jフォン株式会社等の通信系の企業出身で、法人営業で活躍。
「biztex」といういクラウドRPAを提供。
富士通アクセラレータプログラムにて協業企業に選定。

 

2.2 直近のファンド、投資案件

みずほ銀行やJA三井リース等が出資して同社の1号ファンドとなる 「Genesia Venture Fund 1号投資事業有限責任組合」の組成を完了しています。初回投資額は4,000万円、追加投資含めて3億円まで支援する予定とのことです。

2017年12月4日には、医療機関向けのSaaS「メドプラス」を開発するAppdateという会社に出資をしています。設立が2016年6月となっており、この会社も非常に若い会社となっています。上記で取り上げた会社も2016年設立の会社が多く見られました。設立1~2年の若い企業から積極的に出資していこうという姿勢が感じられます。

2017年11月30日にはVR/AR/MRコンテンツを開発するSynamonという会社に出資しています。VR、ARはまだ爆発するまでには時間がかかりそうですが、爆発する可能性を秘めている技術です。実際にVRの体験施設が都内各地に出てきていますし、どんどん身近な存在になってきています。

 

3.ジェネシアベンチャーズの今後

ジェネシアベンチャーズ

このサイトでもエフィッシモやナントCVCファンド等のファンドを取り上げて調査してきましたが、最近はCVCファンドがどんどん加速している印象です。スタートアップでは、よく資金繰りに困ると聞きますが、ジェネシアベンチャーズのようなCVCファンドはスタートアップにとって強い見方です。日本の競争力を陰で支える存在だと言えるのではないでしょうか。

 

2015年・2016年設立のような、非常に若い企業に出資をしていることが分かりましたが、どのように成長株の企業を発掘しているのか気になるところです。普段から色々な企業やビジネスマンと会う機会は多いと思います。ビジネス上の人脈を通じて紹介があるのでしょうか。

出資している企業の中でサイバーエージェント出身の社長もいましたので、今までの経験や人脈から、色々な案件の情報が集まるような流れになってきているのかもしれません。

 

元サイバーエージェントの出身で、様々な案件の出資に関わってきただけあり、今後も成長株の発掘に期待が持てそうです。インターネットやテクノロジーに関連するスタートアップはこれからの10年~20年でどんどん立ち上がっては消えてを繰り返していくでしょうから、その中で有望株を見つけ出してほしいものです。少し先の話しになるかもしれませんが、出資企業のIPOにも期待したいです。

 

パークシャテクノロジーがキーエンスを目標にしていたり、ヴィスコテクノロジーズがエヌビディアを意識していたりと、誰がどんな経営方針・理念をもって会社を立ち上げているのかは非常に重要だと思います。10年、20年、30年と継続して事業を成長させてくれるような会社を発掘してくれることに期待したいです。

 

個人的に感じたことですが、ジェネシアベンチャーズのようなファンドが出資している先(企業)を見てみると、どの企業も非常に魅力的な技術・商品・サービスを持っています。素人の意見ですが…日本の中堅、大企業がもっと積極的にベンチャーとの協業や提携に乗り出して、実験的な動きを増やしていっても良いのになーなんてことも感じました。

 

今後の活動や、既存の出資案件の動きに注目していきたいと思います。

 

 

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