ナントCVCファンド

こんにちは!

 

本日は、ナントCVCファンドについて取り上げてみます。

ナントCVCファンドは、南都銀行とベンチャーラボインベストメントが共同で設立したファンドです。
たまたまニュースで見かけましたので、調べてみました。

 

人工知能やIotの技術を持つ企業なんかは興味を持っている企業も多いのではないかと思います。
あとは、単純に証券会社の人や金融会社の人が検索しているパターンも考えられます。

 

まだまだ情報が少ないですが、現段階での出資先の会社や方針を分析して情報をまとめてみましたので、気になる方は参考にして頂ければと思います。

 

1.ナントCVCファンドの概要

ナントCVCファンド

 

1.1 概要

上記に記載したように、共同での設立となったファンドであり、出資の方針もある程度は明確になっています。要するに、銀行(金融)との業務連携によって競争力を高めたいということです。最新のテクノロジーを金融と融合させることをフィンテックと呼びますが、このフィンテックを加速させたいという気持ちがあるのだと思います。

銀行側からすれば、自分達の業務に活かせるような技術をいち早くみつけて他社に先駆けて先進的なサービスを展開できるというメリットがあります。出資される側としても運営資金が入るのはありがたいことですし、銀行との取引ができるという点では大きなメリットになりますね。

 

1.2 南都銀行とは?

少し南都銀行の概要も紹介しておきたいと思います。設立は昭和9年、本店は奈良県、従業員数は2,736人となっています。
2024年で創立90周年になりますので、そこに向けて「活力創造銀行」というビジョンを掲げています。地方の銀行とだけあって、「地方活性化」が一つの軸になっていると言えると思います。

90周年といっても、誰かが創業したというものではなく、株式会社六十八銀行、株式会社吉野銀行、株式会社八木銀行及び株式会社御所銀行が合併して設立されています。連結子会社が10社あり、南都地所という不動産系の会社から、南都スタッフサービスという人材派遣事業まで幅広く事業を展開しています。

 

1.3 ベンチャーラボインベストメントとは?

同様にベンチャーラボインベストメントの概要についても触れておきます。東京都中央区に本社を構える設立15年の企業です。代表の山中唯義さんは経済産業省の出身です。投資方針が明確になっており、軸となっているのは「成長見込みがあるベンチャー企業」です。

投資実績の一覧を見てみると、あまり大企業や中規模の会社がなく、ほぼベンチャー企業となっています。HPには「STARTUP」と記載された具体的なサポート内容も記載されています。

 

2.ナントCVCファンドの自由分析【強み,価格,特徴,差別化など】

ナントCVCファンド

 

2.1 投資方針や仕組み

南都銀行内に「コーポレートベンチャーキャピタル室」を設置して対応を行っているようで、投資先の洗い出しはベンチャーラボが担当して、最終的な判断、融資は南都銀行が担当するということになっています。

人工知能やIot、フィンテックなどの技術を持つベンチャーに積極的に投資をして、株式公開などで資金の回収をするという目論見になっています。

ライン、メルカリなど、ネット関連の技術を持つ会社がこれだけ騒がれていれば銀行がファンドを作るのも不思議ではありません。むしろ、少し出遅れている感じはありますが、これからも新しい会社はどんどん出てきますので、ベンチャー側にとってはありがたい話です。

 

2.2 ナント地域活力創造サポートで次の展開へ

南都銀行は、ナントCVCファンド以外に「ナント地域活力創造サポート」というファンドも立ち上げています。南都銀行のみで5億円を出資して立ち上げたファンドです。

ナントCVCは営業エリア外の企業にも投資していくのに対して、ナント地域活力創造サポートは営業エリア内の企業に投資していくという方針になっています。総合的なハンズオン支援を行うと記載がされていますので、融資やアドバイスのみならず人材面での支援や出向なども選択肢に入っているのだと思います。

 

3.ナントCVCファンドの投資実績

ナントCVCファンド

次に、出資している企業を見ていきます。

2017年12月8日の日経新聞に「人工知能(AI)ソフトウエア研究開発などのジョイズ(東京・渋谷)に出資」という記事が出ていました。第1号出資案件であり、出資額は最大で2億円程度と思います。記事の中では公開されていないと記載がされていましたが、ジョイズのHP上では複数の機関から合計で2億円程度と記載がありました。おそらく2億円ということはないと思いますが、数千万円~1億ぐらいは出資しているのではないでしょうか。

ジョイズは人工知能の技術をもっていて、テラトークという英会話学習アプリを提供している会社です。常翔学園中高に試験導入をしているようですので、学校の中で使用される機会が増えてくれば、成長が期待できます。政府が英語に力を入れていく方針を打ち出していますので、各学校でどのようにレベルをあげていくかは検討課題になってくるはずです。

 

4.ナントCVCファンドの今後の展望

ナントCVCファンド

まだ1社しか発表されていないみたいですので、今後の出資案件が気になるところです。単純な出資だけではなく、南都銀行への導入を前提とした開発や実験のような取り組みが広がってくると面白いと感じました。

ベンチャーラボインベストメントと組んでいるという点では、面白い取り組みが期待できそうです。どうやらビットフライヤーが注目される前から出資をしていたらしいです。成長性がある企業を探し出す取り組みを一緒に始めたことで、企業選びやサポート面において、南都銀行にもノウハウが蓄積されていくはずです。

今後の出資案件にも期待ですが、出資した会社がどのくらいのスピードで成長しているのか、売上や利益などにも注目して見ていきたいと思います。

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