
現在、日本には数多くの運送業者が存在しています。
特に物流の拠点でもある東京都内には多くの運送業者が見つかりますが、
リョウエイ物流という会社が注目されていることをご存知でしょうか?
東京都板橋区に本社を構え、印刷物・食品・飲料を全国へ配送しています。
配送業務の他、企業の引越しの際に荷物の配送・梱包、埼玉県にある倉庫では利用者からの荷物を保管する業務に携わっています。
今回はリョウエイ物流の会社概要・評判・採用情報などを口コミと合わせてご紹介します。
Contents
物流業界の今
近年のスマートフォンやタブレット端末の急激な普及により、
量販店のオンラインストアの開設、フリマアプリなどが登場し、
ネットショッピングが簡単に行えるようになりました。
商品の受け取りを行うために運送業者は不可欠で、その需要も右肩上がりに増加しています。
しかし、物流業界の中で問題が出てきてしまいました。
需要拡大に伴う問題
「小口配送」とも呼ばれる個人に対する配送が増加傾向にある現状は、
物流業界にとって成長するチャンスである反面、競争や業務が激化しているとも言えます。
小口配送が増加すると荷物の積載率が低いにも関わらずトラックを動かさなければなりませんが、
留守だと後で再配達を行わなければなりません。
荷物の再配達が問題となり、運送料が値上がりした時はニュースで取り上げられたこともありました。
労働者の負担を減らすために、新たな人材の確保が必要です。
しかし日本の少子高齢化に伴い労働人口が減少し、人材確保が難しく、
深刻な人手不足や労働者の高齢化という問題に直面しています。
また、トラックの配送によるCO2の排出は、
環境条例により対策費用を自社で負担しなければならないので、経営を圧迫しています。
これらの問題解決のために平成28年に物流総合効率化法が改正されました。
物流総合改正法による影響
物流総合改正法により
トラックで行っていた輸送を鉄道や船に置き換えるモーダルシフトというものが普及しました。
モーダルシフトを行うと少ないエネルギーで多くの物を運ぶことができます。
トラックを動かす台数が減るので、
ドライバー不足の解消やトラックが排出するCO2の低減に効果があります。
物流総合改正法では「共同配送」や「運送網の集約」により、
各社がバラバラに運んでいたものを集約することによって、
トラックの積載量の増加やO2の排出量の削減も可能です。
多くの会社が共同配送や運輸網の集約などに参加すればより問題の解決に近づくことができます。
コロナ禍における物流業界
物流業界は今まで、第1次産業領域(農業、林業、漁業)を本格的に手掛けていませんでした。この分野で主導権を握っているのは農協ですが、食糧安保論議が再燃し、今のままでは済まない事態になる、とある研究者は予測しています。
食糧自給率4割が国の大きな目標でしたが、これもクリアできていません。一方、生鮮食品のニーズは高まり、自然食品流通が本格的に見直されています。
コロナワクチンでマイナス80度の、超低温帯と呼ばれる温度管理が必要となりました。食品で言えばマイナス40度以下の冷凍マグロがそれに属しますが、それをはるかに下回る温度帯です。
制ガン剤などでもそのニーズはあり、新たに医薬品を中心とした需要が拡大すると考えられています。ただトラックではもうこの温度は実現できず、ドライアイスとの併用になります。航空機も防爆の関連で同様、冷媒を運ぶようなことになります。
しかし、着目すべき点はあります。液化天然ガス(LNG)のマイナス162度という温度帯です。これが燃料として気化されるとき、放出される膨大な冷熱エネルギーが有効に活用されているとはいいがたいのです。
低温物流というジャンルには教科書がなく大変ですが、コロナ禍の物流においては可能性は広がっていくでしょう。
物流業界の問題解決や後の見通し
物流業界の問題は物流総合改正法だけで解決したとは言えません。
インフラの整備やネットショッピングなどの増加により、
今後も物流業界の需要は増加すると考えられています。
業務の負担を軽減する上で考えられるのが、今まで人の手で行っていた業務をデジタル化することです。
実際に倉庫や管理システムをデジタル化することで作業効率の向上、業務負担の軽減に成功した事例があります。
企業側の努力だけではなく、個人でも宅配ボックスの導入が始まっているなど、
物流に対する意識が高まることで問題解決につながるでしょう。
今後ドローンやAIが進化していくことで、業務の負担を減らせる可能性も高いです。
最先端のDXソリューション
物流業界ではEC需要拡大により物量が増加する一方、少子高齢化による労働力不足や長時間労働などを早急に解決し、「持続可能な物流」を実現することが求められています。
ある企業はこれまで顧客の抱える課題に向き合い、様々な先端DXソリューションを開発・提供してきました。それらのソリューションや現在開発中の商材および、協力会社の有する先端DXソリューションを集結させ、物流課題に直面する多くの顧客のための課題解決策を提案する場としてDXデポをオープンするそうです。
DXデポでは、物流業界全体が抱える様々な課題の解決に直結する先端DXソリューションを体系的にわかりやすく示していきます。
また協力会社として、数多くの大手企業が参画します。物流の川上から川下までのあらゆる課題解決に取り組む企業同士のオープンイノベーションの実現を目指しているそうです。
物流業界には課題が多く、一つずつ解決して現状を打破していくほかありません。企業が手を取り合い知恵を出していけば、着実に働きやすく、利用もしやすい物流に近づいていけるでしょう。
建設と物流のための新たな技術
多重下請け構造に対応可能なデータ連携機能や、物流センター、輸送種類、荷主などでの個別算定、輸送だけでなく保管に関する算定も可能な機能を開発している企業もあります。
これらの技術は国際物流にも対応する予定で、TMSやNACSSなどとの連携についても検討を進めているそうです。
この企業では、建設事業者の管理システムやIoT(モノのインターネット)デバイスとデータ連携し、作業日報などからのデータを収集することで、現場全体でのGHG排出量を日時単位で算定、可視化することができます。また、工期中の建設事業者によるPR、広報活動や、排出量の管理および改善をサポートする機能も検討しています。
産業部門では、運輸部門のGHG排出量や建築物運用時のGHG排出量が大きく、両分野での排出量削減が課題となっています。
この技術で、自社のエネルギー利用に由来するGHG排出量(Scope1・2)と、自社以外のサプライチェーン排出量(Scope3)の算定が可能となります。Scope3の算定に用いる排出原単位に関してはデータ連携機能を提供しており、サプライヤーの実績値の収集にかかる人的コストを削減できるといわれています。
建設と物流は深くかかわっているため、このような新たな技術が今後も必要とされていくでしょう。
人手不足の物流業界にロボットの手が加わる?
Amazon.comの株価下落が続いています。デバイス部門を中心に約1万人を削減、2023年にも追加の削減を行う可能性を示しており、同社にとって過去最大規模の人員整理になる見込みです。
しかし、Amazonらしいのは縮小においても新たな革新への投資の手を緩めません。リストラを公表する一方で、同社は「Delivering the Future」というイベントで新しいロボットアーム「Sparrow」を発表しました。
リストラ公表に至るまでの経緯を簡単に振り返ると、14日にNew York Timesが1万人規模の人員削減の計画を報じ、Amazonがリストラの実施を認めました。元社員の情報によると、Alexa事業が毎年莫大な損失を出している問題をレポートしたそうです。
音声アシスタント市場を開拓したAlexaは、米国だけで7,100万人以上に使われていまし。しかし、天気や時間の確認、スマートホーム機器の操作といった使い方は活発であるものの、Eコマースでの利用が少なく、広告にも上手くつなげられていません。登場からすでに8年が経過していますが、Alexa関連を含む事業部門の損失はAmazon全体で最大だということです。
経済環境の悪化、リセッション入りの可能性に備えてコストを見直し、最も重要な事業やサービスへの集中を促進しています。長年投資してきたAlexa関連事業の縮小は、Amazonが8年前に退歩するような印象を投資家に与え、それが株価の下落につながっている。
しかしそのままで終わるAmazonではありません。2024年以降の新たな飛躍を見すえた"攻めの再編"に取り組んでいます。人手不足の物流の現場に、どのようにメスを入れていくのでしょうか。今後も注目していきたいと思います。
ドローン輸送/産官学連携し鳥取で2回目の輸送実証
NEXT MOTION、徳吉薬局、トルビズオン、エアロセンス、鳥取県・鳥取市は12月5日、オンライン服薬指導及びe-VTOL型無人航空機 (パワードリフト機)による処方医薬品の混載便輸送実験を同月1日に実施したと発表しました。
<産官学連携で2回目の処方医薬品混載輸送を実施>
同日施行される改正航空法による第三者上空飛行の解禁をにらみ、今後は第1回目で飛行したマルチコプターと今回飛行したe-VTOLとの連携も視野に入れ、長距離飛行配送と短距離飛行配送の組み合わせによる中山間地へのサービス提供ができるよう検討しています。
<使用機体はエアロセンス製 「e-VTOL型無人航空機 AS-VT01」>
同実証実験は、環境優良車普及機構の過疎地域等における無人航空機を活用した物流実用化事業及び、鳥取県デジタルグリーン物流推進実証モデル支援により実施。今年10月19日に実施した1回目の実証実験では、災害を想定した医薬品等の物資輸送をマルチコプターにて実施しましたが、今回は平常時における中山間地域の患者へ処方医薬品の配送とオンライン服薬指導、更に帰り便にてピザの配送を全行程e-VTOLで実施しました。
物流業界の「2024年問題」
物流業界の「2024年問題」。その要因が、来年4月から施行されるトラックドライバーの時間外労働の規制強化です。
時間外労働時間は年間960時間に規制されるほか、国がルールとして定める年間の拘束時間が、3300時間に見直されることになったのです。これまでは、時間外労働に関する規制はなく、年間の拘束時間についても3516時間となっていました。
こうした状況を背景に、厚生労働省の調査では、トラックドライバーの労働時間は全業種の平均よりも2割長くなっています。
また、昨年度・2021年度に、脳や心臓の病気で労災が認定された件数はトラックドライバーなど「道路貨物運送業」が56件と全体の3割以上を占めて、厳しい労働状況の改善が課題となっていました。
今回の規制強化は、トラックドライバーの労働環境の改善につながると期待されています。しかしながら企業に任せず、消費者にもできることはないか考えていくことが重要ではないでしょうか。
国際物流の現場をデジタル化するプラットフォーム「Shippio」
日本発のオープンソースのプログラミング言語「Ruby」と、その開発フレームワーク「Ruby on Rails」。これらを用いて開発されたアプリケーションやサービスは数多ありますが、その中から、特にすぐれたものを表彰するのが年次アワードプログラム「Ruby bizグランプリ」です。
Ruby biz Grand prix 2022の大賞に選ばれた2つのサービスのうち、国際物流プラットフォーム「Shippio(シッピオ)」を紹介します。
Shippioは2016年6月に設立されたベンチャー企業です。「理想の物流体験を社会に実装する」をミッションに掲げ、貿易管理システムの提供と国際物流フォワーディング業務の提供を通じて、国際物流領域の課題解決に取り組んでいます。
今回受賞した国際物流プラットフォーム「Shippio」は、「デジタルフォワーディングサービス」をうたうクラウドサービスです。同社CPO(Chief Product Officer)の森泰彦氏は、サービス開発の背景として国際貿易の現況を次のように説明しています。
「日本では輸出入量が右肩上がりで増えている一方、貿易に従事する人材は増えていません。貿易は社会のインフラですが効率化は進まず、この先5〜10年で貿易業務そのものが成り立たなくなる可能性もあります。日本は島国であるため、国際物流が止まるとスーパーでは8割の商品が並ばなくなります。こうした貿易業務が抱える課題の解決を目指して生まれたのが『Shippio』です」
Shippioの誕生で、貿易業務がより円滑に進められるようになるでしょう。
EC配送スキームの活用でプラスチック容器のリサイクルを促進
アスクルは3月14日、事業者における使用済みプラスチック製品の水平リサイクルを促進するため、花王のグループ会社である花王プロフェッショナル・サービス(以下、花王)と共同で開始したと発表しました。
事業者の使用済みプラスチックの排出から回収、水平リサイクルによる再生製品化、販売までのリサイクルバリューチェーンの仕組みをECの配送スキームを活用し低コストで構築します。
実証実験で水平リサイクルに適した回収方法を確認することで、品質の優れた再生プラスチックを製造し、プラスチックの資源循環を推進させることを目指すそうです。
2022年4月の「プラスチック資源循環促進法」施行に伴い、企業におけるプラスチック製品の廃棄削減への対策は急務となり、事業者のプラスチック資源循環への取組みの重要性はより一層高まっています。
一方で、プラスチック製品の水平リサイクルについては、バージン材による商品製造よりも商品製造コストを上げないためのスキーム構築が単独の事業者では難しく課題となっていました。
これによりリサイクルされた樹脂を使い、容器に再成型・最適な配合・安全性を評価し、商品化を検討していく方向性です。流通の発達によりリサイクル事業にも良い影響があるようです。
リョウエイ物流ってどんな会社なの?
株式会社リョウエイ物流は、東京都板橋区徳丸町に本社を置く送業者です。
全国に向けて食品・飲料などの配送業務だけではなく、
オフィスの引越しなどに伴う荷物の梱包、書類などの保管業務を行っています。
沿革
日本全国だけではなく海外輸送の実績もあります。
沿革をまとめてみました。
菱永運輸有限会社として設立され、東京菱油株式会社の倉庫・商品管理・運送業務を行っていました。
板橋区から練馬区へ店舗を移転し、翌年の昭和40年に運輸省から一般貨物・自動車運等事業としての免許を受けました。
現在も本社のある板橋区徳丸町に店舗を移転しました。
四日市倉庫株式会社・三菱倉庫株式会社の運輸の拠点とするために埼玉県戸田市に営業所を開設しました。
神奈川県横浜市に横浜支店港北営業所を開設し、同年11月に運輸省関東陸運局より首都圏免許を受けました。
称号を現在の株式会社リョウエイ物流に変更しました。
梱包・保管業務を行う営業倉庫を埼玉県川口市に開設しました。
営業所・拠点
その後も営業所の開設・移転を行い平成25年時点で
埼玉に3店舗、横浜・群馬・熊本に一店舗ずつ営業所を構えました。
ドライバーは定期的なミーティングを行い、緊急時の対応や接客対応などを学んでいます。
管理者は専門の講師による定期的な研修、社長も出席する定例会議などを行い、
感謝の情報・意識の向上や会社全体のレベルアップを行える体制を整えています。
物流の流れ
印刷会社Aの場合
(当社と印刷会社A(メーカー)の間で業務契約が締結している)
メーカー様と当社が業務契約を済ませていれば、工場と直接FAXやインターネットなどを使い受発注をおこないます。メーカー(工場)指定の伝票発行も可能なので、社内の物流部として決済が可能です。
リョウエイ物流の評判・口コミ
ミーティングや研修など、社員の教育に力を入れていることが伺えますが、
働いていた方はどのように感じていているのでしょうか?
リョウエイ物流の評判を口コミも交えてご紹介していきます。
リョウエイ物流に約3年間在籍しておりました。4t車で食品の配送をしておりました。基本的に、フォークリフトでパレットの積み下ろしだったので、仕事自体は体力はそれほど使わない仕事でした。4時から15時までの勤務でした。基本、一人での運行なので、自分のペースで仕事ができたと思います。人間関係も悪くはなく、社員の仲は良好だったと思います。
引用元:https://en-hyouban.com/company/10010869726/kuchikomi/5050423/
自分のペースで仕事ができたり、人間関係が良好だったり、働く環境は良かったようです。
給与は完全歩合制だったので、仕事を頑張ればそれなりに給与もあると思います。
引用元:https://en-hyouban.com/company/10010869726/kuchikomi/3339364/
給与は歩合制を採用しているそうです。
「骨折り損のくたびれ儲け」になることはなさそうですね。
自分の頑張りが給料として反映されるので、それが社員のモチベーションにもつながっていると考えられます。
私がいた営業所では、基本的にみんな仲良しで雰囲気は悪くないと感じました。居心地は悪くないと思います。
引用元:https://en-hyouban.com/company/10010869726/kuchikomi/3339403/
人間関係は仕事をしていく上で重要になってきます。
良好な人間関係が築ければ、ストレスなく仕事が行えるでしょう。
職場における人間関係の良好さと、給料が歩合制であるという口コミが多く見られました。
給与体系が歩合制ということで、
自分の働きをしっかりと評価してもらいたい人からは高評価のようです。
リョウエイ物流の求人/採用の情報
リョウエイ物流では2t、4t、大型トラックのドライバーを募集しています。
勤務地は東京の本社・埼玉・横浜・群馬・熊本の各営業所です。
過去に運送業などでドライバーを経験していた人は特に歓迎しています。
業務内容や休日に関しては業務内容によって変動してきますが、
交通費などの諸手当、社会保険を完備し、制服の貸担を行っているため、充実した福利厚生と言えるでしょう。
ドライバーでの募集なので、運通自動車運転免許または大型自動車の運転免許が必須になります。
応募方法は本社に電話し、面接の日時や開催場所を決定させた後、当日に履歴書を持参してください。
未経験者も募集しているので「未経験だけど免許は持っている」という人は応募してみてはどうでしょうか?
ドライバー以外に運行管理という職種もあります。
こちらは免許不要なので気になった人は応募してみるといいかもしれませんね。
まとめ
リョウエイ物流の紹介、評判、採用情報について口コミを交えてご紹介してきました。
物流業界が厳しい状況の中、
リョウエイ物流では「新しい物流の構築」をテーマに経営革新を行っています。
自分の力を試したい人は、ぜひリョウエイ物流でチャレンジしてみましょう。