広告は経済と心を動かす!クリエイター集団「電通」の魅力に迫る
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こんにちは!

今回は、日本の広告代理店最大手の「電通」を取り上げたいと思います。

「電通」といいますと、皆さんはどのようなイメージを持たれているのでしょうか?2016年にブラック企業大賞をとった会社ですので、「激務」というイメージを持つ方も増えたかと思います。

わたしの電通に対するイメージは「超難関企業」ですね。「広告を作りたい」という夢を持つ人は、間違いなく受験する企業ではないでしょうか?電通と博報堂は、業界2TOPと言われていますが、電通と博報堂ですと、電通の方が国内シェアは圧倒的に高いです。

・電通の歴史について

・電通の強みは?他の広告代理店より高いシェアを誇る理由は?

・電通の現在の勤務状況は?ブラック体質は改善されたのか?

今回はこの辺りを中心に調べてみました。私なりに口コミを分析して、分かりやすく紹介させて頂きます。電通に就職してみたい方、広告業界に興味のある方は、是非参考にしてみてください。

株式会社電通の概要

株式会社電通は、明治34年に設立された歴史ある企業です。

1933年には、現在の電通銀座ビルになる本社新社屋が完成しました。その後は、広告を事業の中心として行うようになり、1961年には米企業と提携しました。そ後も、築地に新社屋完成させるなど、事業を順調に拡大し続けます。

創立100周年にあたる2001年には東証第一部に上場。日本最大の広告会社に発展しました。汐留に新社屋が完成し、グローバル化に対応した事業展開と海外進出を進め、東京オリンピック・パラリンピックのマーケティング選任代理店として、大会組織委員会から指名されるなど、活動内容を広げ続けている大企業です。

 

東京オリンピックのマーケティング選任代理店は、電通に決定

2020年東京オリンピック・東京パラリンピック組織委員会は、国内の協賛企業を集めるマーケティング活動の中心を担う広告代理店に、電通を選びました。電通は、1984年のロサンゼルスオリンピックから五輪のTV放映権を獲得し続けています。このことからも電通の広告代理店としての圧倒的な強さを伺うことができるでしょう。

電通は1500億円以上をオリンピック組織委員会に支払うことを約束した模様です。オリンピック組織委員会は、協賛企業に広告で五輪マークなどを使用する権利を与えることで、協賛金を得ます。

 

電通の事業内容・強みは?

電通は、国内最大手の広告会社であるだけでなく、世界的にも上位の広告会社です。圧倒的な知名度と存在感で、メディアとの強いネットワークを持ち、スケールメリットを生かした大規模な事業展開をすることができるところが強みです。

マスメディアにとどまらず、多くの広告媒体との強いつながりがあり、社員の発想力と新規のアイデアを歓迎する企業風土で躍進を遂げてきました。

電通は、国内外での広告業を中心に情報サービス業や不動産業、損保代理業務と幅広い事業内容を展開しており、主軸の広告業はクリエイティブやプロモーション、PRをはじめマーケティングにコンテンツ、メディアとグローバルの7部門を展開しています。

電通の最大の強みは、「大量の広告枠を持っていること」です。例えば、民法テレビ局の全てのCM枠は電通が握っている。要するに、CMのスポンサー決定に関して、電通が決定権を握っているといっても過言ではありません。民法テレビ局は、電通に足を向けて寝られない状況なのです。電通は、広告業界だけでなく、放送業界でも一目置かれる企業です。

電通は、単に広告をメディアに流すだけではなく、経営戦略や広告戦略、効果的なイベントの企画などトータルにプロデュースすることができる企業です。現在会社が持っている課題や推進の方向性をもとに、PR戦略をパッケージで依頼することができるので多くの企業や自治体などからの発注も多く、受賞事例もたくさんあります。

実際に、電通のサービスを利用したクライアントからの評判を見てみましょう。

新商品の話題化を図り売り上げを伸ばしたい、ロングセラー商品の再活性化を目指したいなど漠然とした課題でも、課題分析を詳細に行い、ターゲットや戦略を具体化してわかりやすく説明をしてくれます。インパクトを与える広告が最終的に出来上がり満足度も高いです。

会社の内部組織を活性化させて社員の意識を高めたいという要望にも応えてくれて驚きました。商品のPRはもちろんですが、企業全体の方向性を分かりやすく示すことができるようになった効果も大きく、売り上げを大きくアップすることができました。

●周年キャンペーンを行うときに利用しました。自社ブランドのPRができるだけでなく、高級路線であることをアピールできたので新規顧客の獲得につながりました。記者会見などのセッティングやコーディネートもしてくれて、メディアから注目されるようになり、露出が増えました。

自治体のプロモーションを依頼しましたが、プロの仕事であっという間に知名度が上がり、面白いPR手法自体が話題になりました。

電通は、多くの自治体や企業などからの発注を受けて商品やサービス、企業など幅広いPRをプロモーションすることの手腕が高く評価されています。社員一人一人の発想力や企画力、推進力があり、チームワークも良いことで評価される結果を出すことができていると感じている企業や自治体が多いようです。

電通の公式サイトでは、事例をたくさん紹介しており、詳しく戦略などを知ることができるので、公式サイトを見て発注する企業や自治体も多いと思われます。PR活動の受賞歴もあり、多くの受賞作品も公式サイトから知ることができます。

受賞しているということは、多くの人に評価されているだけではなく、専門家からも認められているということになるため、評判が良いPR会社ということができます。

実際の事例や受賞事例を見ると、多くの人に知られており注目度が高く、話題になった商品やサービス、企業や自治体がたくさんあることからも、電通が評判の良い広告会社ということが分かります。国際的にも高く評価されている日本を代表する企業です。

 

電通の現在の勤務状況は?ブラック体質は改善されたのか?

電通というと、仕事が忙しいがその分給料が高い、というイメージがあります。電通に限らずマスコミ全般がそうですが、とにかく忙しいというイメージがありますね。忙しく働くことで、人の心を打つ広告を生み出し、広告業界の中でトップを独走しているようなイメージがあります。

電通は、初年度の年収で500万~600万円と言われています。初任給は月給24万円ですが、これは残業手当のないベース給与です。残業手当を含めると、新人でも500万以上が手元に入ってくるのです。「お金の面」だけにフォーカスすると、間違いなく相当な高水準な会社です。

しかし、なぜこんなにも高水準なのでしょうか。その理由は皆さんもお分かりかと思います。「残業が多い」のです。電通に対して、ブラック企業というイメージを持っている方も多いでしょう。電通は1991年と2015年に、長時間労働を理由に社員が過労自殺をする事件が起きています。

特に2015年の事件は、皆さんの記憶に新しいでしょう。電通では、労働基準法を超える違法残業が常態化しており、まだ若い新人社員の命を奪う痛ましい結果となってしまいました。電通の社長は違法残業が行われていた事実を認め、「尊い命が失われたことを心より申し訳なく思う」などと謝罪しました。

電通は厚労省の強制調査に応じ、労働環境の改善計画を発表しました。参考URL=http://www.dentsu.co.jp/vision/pdf/working_environment_reform_Plan_ja.pdf

2016年11月に「電通労働環境改革本部」を設置し、労働環境の改善に向けてさまざまな施策に取り組んでいます。例えば、労働環境改善策の一環として、過重労働につながっているとの指摘を受けていた鬼十則の社員手帳への掲載を廃止しました。電通に限らず、日本の企業は残業体質であることは否めません。

この電通の過労死事件をきっかけに、自社の長時間労働の原因を考え、改善に努めたという企業は多いのではないでしょうか?

それでは、労働改善を発表した、現在の電通の評判はどうなのでしょうか?電通の評判を、実際に働いている人の口コミで検証していきます。

新入社員も中堅社員も前向きに仕事に取り組んでいる人が多く、長く仕事を続けることで仕事を自分の力で進めることができるようになるのでやりがいがあります。忙しさはありますが、会社を支えるために取り組むことができる人材が多くいるので刺激になり、自分も成長していくことができる職場です。

チームで取り組むことが多く、チームワークが良い。仕事上はもちろんプライベートでも家族ぐるみで付き合っているという人が多く、仲が良い職場だと思います。サークルなどもあり充実しています。

個人の意向や要望を尊重する社風があるので、新しいことにもチャレンジしやすく、クリエイティブな仕事ができるのでやりがいがあり、働くことが面白いです。

 

電通は、新しいことにチャレンジする社員の意向や発想力を大切にする気風があり、チームで仕事を成し遂げようとするチームワークが良い企業という評判が高い企業ということができます。

仕事が忙しい面があるようですが、チームを組んで同じ目標に向かうことで仲良くなったり、サークル活動などで知り合ったりと社員同士の仲が良く、プライベートでも仲間を得ている人も多い職場です。

次に気になる電通の給与と休日、福利厚生面を見ていきましょう

残業や休日出勤など働いた分をほぼ会社に申請することができるので、給与に加算されます。残業の量は多い方だと思いますが、給与も比較的多いので、やりがいがある仕事を任されて、報酬もしっかりもらうことができるため満足しています。

同年代に比べると給料は多い方です。若手でも十分満足できる額をもらうことができる会社です。

残業は多く忙しいが、休みはしっかり取れます。有給休暇もある程度消化することができ、休むことに対しては、優遇している雰囲気がある職場です。

残業を削減するようにと言われているが、仕事量が多くて削減の仕方が分からないことがあります。できるだけ早く帰るように心掛けている人が多いのですが残業なしという人はほとんどいません。

社宅や住宅手当、単身赴任手当などが充実しています。リゾートホテルやスポーツ施設、人気のリゾートパークなどを安く利用することができる優待も充実しているので大満足です。

大手の企業で給与は高く、福利厚生面も充実しているという口コミが多くなっています。依然として残業が多いのが実情のようですが、勤務時間の短縮や休日取得などに対する取り組みがあるようなので、今後さらに改善される可能性があります。

現在の電通は、一人あたりの総労働時間を80%削減しつつ、100の成果を出すことを目標にしています。悪しき労働環境を一掃し、社員の満足度の高い企業への変わろうとしています。

 

電通の口コミを総括

電通は日本最大手の広告会社です。世間に認知されている広告の多くを手掛けていることが分かります。

2015年には違法残業が原因で痛ましい事件が起きてしまいました。この事件をきっかけに労働環境を一掃する取組を行っています。

現在、電通で働いている人の口コミからは、忙しさは依然としてあるものの、給料が良い点やクリエイティブな仕事をすることができる点で満足度が高いことが伺えます。忙しさも改善する取組が行われているようです。

福利厚生面や待遇面、仕事のやりがいに対する満足度が高いので、難関と言われていますが広告業界を目指しているならチャレンジしがいがある企業だと思います。仕事が忙しく、残業も多いようですが、残業代がしっかりと反映されています。労働環境が改善されている傾向があるので、女性や育児中の人、介護中の人でも比較的働きやすくなって行く可能性があります。

電通は企業や自治体などからの発注が大変多く、海外からの評価も高い企業なので安定度も高いです。東京オリンピックにも深く関わるようで、今後ますます躍進することが予想されてます。

企画力や推進力、調整力にチームワークと求められる力は多岐にわたるので、資質や適性が問われるとともに、意欲や向上心があることも求められる企業です。

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