
株式会社オープンハウスの代表取締役社長である荒井正昭氏とは?その経歴や年収、ご家族や自宅、人柄についてリサーチしているページです。
荒井正昭社長が一代で成功に導いた、オープンハウスの強みや売上高、総合不動産会社としての信頼性についても深掘りしています。
物件の購入を検討している、転職や就職を検討中のかたはぜひご参考ください。
Contents
オープンハウスの社長・荒井正昭氏のプロフィール
荒井正昭(あらいまさあき)氏は、「東京に家を持とう」という、キャッチーなフレーズとコミカルなCMでおなじみの総合不動産会社「株式会社オープンハウス」代表取締役社長。
その売上は8,105億円(2021年度)と、創業から20年余りで事業を成功へと導いた優れた経営手腕の持ち主です。
■年齢:満57歳※2022年時点
■出身:群馬県新田郡藪塚本町(現在の太田市)
■最終学歴:群馬県立桐生南高等学校卒業
成功までの軌跡は?荒井正昭氏の経歴まとめ
荒井社長はオープンハウスの創業までどのような道のりを歩んだのでしょうか。経歴を簡単にまとめてみました。
1965年 10月29日。群馬県新田郡藪塚本町(現在の太田市)に誕生
1984年 群馬県立桐生南高等学校を卒業、東京に上京
1985年 アルバイトをしながら大学受験のための予備校に通うも2浪
1987年 株式会社ユニハウス入社。営業マンとして10年間働く
1996年 32歳で独立し株式会社アプローズを創業。センチュリー21・ジャパンのフランチャイズに加盟
1997年 オープンハウスに商号を変更
2012年 センチュリー21・ジャパンのフランチャイズを脱退
2013年 東京証券取引所第一部に上場
荒井正昭氏は群馬県出身。高校卒業後は大学受験のための予備校に通うために上京します。
しかし、アルバイトをしながら予備校に通うも、東京の生活が楽しすぎたのか2浪。
あきれた母親から帰郷をうながれされたため、大学進学は諦めて中学生の頃からの夢だった司法書士を目指すことを決意します。
そして、司法書士専門学校に通うための資金を自分で稼ぐため、不動産会社に入社。
専門学校のための資金目当てで入社したものの、仕事が楽しくなり、そこから10年間、営業職として働くことになります。
じつは、荒井氏のお父さまも群馬県で不動産会社を経営されていたそう。もともとセンスがあったのかもしれませんね。
不動産業界での経験と実績を積んだ荒井氏は、1996年に独立し、オープンの前身となる株式会社アプローズを創業。
翌年に商号を「オープンハウス」に変更。以来、同社の快進撃は続いています。
オープンハウスの業績(単位 : 百万円)
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | |
---|---|---|---|---|---|
売上高 | 304,651 | 390,735 | 540,376 | 575,951 | 810,540 |
営業利益 | 37,617 | 47,304 | 57,781 | 62,129 | 101,103 |
経常利益 | 36,131 | 46,052 | 54,928 | 77,357 | 97,590 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 24,797 | 31,806 | 39,407 | 59,491 | 69,582 |
総資産 | 256,736 | 393,637 | 445,904 | 569,066 | 879,913 |
純資産 | 83,379 | 113,486 | 138,067 | 233,723 | 347,143 |
荒井社長は、中学生の頃から、「将来の年収は5,000万円以上」「22歳で結婚する」という目標を掲げていたそう。
金額や年齢が具体的な点に実業家としての片鱗を感じますね。
年収・資産は?
2020年は5,759億円、2021年は8,105億円と、業界でもトップクラスの売上高を誇るオープンハウス。
同社の代表取締役社長である荒井正昭氏は、2022年5月31日にフォーブス誌が発表した2022年版「日本の富豪50人(Japan's 50 Richest People)」で、24位にランクイン。その資産額は約2,500億とのこと。
順位 | 名前 | 関連 | 年齢 | 資産額 (10億$) | 資産額 (兆円) |
---|---|---|---|---|---|
1 | 柳井正 | ファーストリテイリング(ユニクロ) | 73 | 23.60 | 3.068 |
2 | 滝崎武光 | キーエンス | 77 | 21.60 | 2.808 |
3 | 孫正義 | ソフトバンク | 64 | 21.10 | 2.743 |
4 | 佐治信忠 | サントリー | 76 | 9.30 | 1.209 |
5 | 高原豪久 | ユニ・チャーム | 60 | 6.40 | 0.832 |
6 | 永守重信 | 日本電産 | 77 | 4.60 | 0.598 |
7 | 三木谷浩史 | 楽天 | 57 | 4.40 | 0.572 |
8 | 伊藤雅俊 | セブン&アイ | 98 | 4.35 | 0.566 |
9 | 毒島秀行 | 三共(SANKYO) | 69 | 4.20 | 0.546 |
10 | 野田順弘 | オービック | 83 | 3.50 | 0.455 |
11 | 森章 | 森トラスト | 85 | 3.20 | 0.416 |
12 | 重田康光 | 光通信 | 57 | 3.10 | 0.403 |
13 | 三木正浩 | ABCマート | 66 | 3.00 | 0.390 |
14 | 似鳥昭雄 | ニトリ | 78 | 2.90 | 0.377 |
15 | 安田隆夫 | ドン・キホーテ | 73 | 2.60 | 0.338 |
16 | 襟川陽一・恵子 | コーエーテクモ | - | 2.50 | 0.325 |
17 | 多田勝美 | 大東建託 | 76 | 2.40 | 0.312 |
18 | 小林(兄弟) | コーセー | - | 2.30 | 0.299 |
19 | 大塚祐司 | 大塚商会 | 68 | 2.20 | 0.286 |
20 | 関家(一族) | ディスコ(加工機器メーカー) | - | 2.00 | 0.260 |
21 | 土屋嘉雄 | ベイシアグループ | 89 | 1.97 | 0.256 |
22 | 栗和田榮一 | 佐川急便 | 75 | 1.96 | 0.255 |
23 | 宇野正晃 | コスモス薬品 | 75 | 1.95 | 0.254 |
24 | 荒井正昭 | オープンハウス | 56 | 1.90 | 0.247 |
25 | 内山(一族) | レーザーテック | - | 1.80 | 0.234 |
26 | 武井博子 | 武富士 | - | 1.75 | 0.228 |
27 | 前澤友作 | ZOZO | 46 | 1.70 | 0.221 |
28 | 上月景正 | コナミ | 81 | 1.60 | 0.208 |
29 | 福嶋康博 | スクウェア・エニックス | 74 | 1.55 | 0.202 |
30 | 木下(一族) | アコム | - | 1.50 | 0.195 |
31 | 小川賢太郎 | ゼンショー | 73 | 1.45 | 0.189 |
32 | 中谷忠子 | TOA、シスメックス | - | 1.40 | 0.182 |
33 | 多田(兄弟) | サンドラッグ | - | 1.36 | 0.177 |
34 | 柴原慶一 | アンビスホールディングス | 57 | 1.35 | 0.176 |
35 | 松井千鶴子・道夫 | 松井証券 | - | 1.34 | 0.174 |
36 | 飯田和美 | 飯田グループ | 82 | 1.30 | 0.169 |
37 | 島村恒俊 | しまむら | 96 | 1.25 | 0.163 |
38 | 里見治 | セガサミー | 80 | 1.24 | 0.161 |
39 | 岡田和生 | ユニバーサルエンターテインメント(アルゼ) | 79 | 1.20 | 0.156 |
40 | 藤田晋 | サイバーエージェント | 49 | 1.16 | 0.151 |
41 | 森佳子 | 森ビル | 81 | 1.15 | 0.150 |
42 | 石橋寛 | ブリヂストン | 75 | 1.05 | 0.137 |
43 | 田中良和 | グリー | 45 | 1.04 | 0.135 |
44 | 吉田嘉明 | DHC | 81 | 1.03 | 0.134 |
45 | 福武總一郎 | ベネッセコーポレーション | 76 | 1.00 | 0.130 |
46 | 新井隆司(隆二) | ビックカメラ | 76 | 0.995 | 0.129 |
47 | 和田成史 | オービックビジネスコンサルタント | 69 | 0.960 | 0.125 |
48 | 本庄八郎 | 伊藤園 | 81 | 0.950 | 0.124 |
49 | 和佐見勝 | 丸和運輸機関 | 77 | 0.940 | 0.122 |
50 | 丹下大 | SHIFT | 47 | 0.925 | 0.120 |
ちなみに、2020年は37位、2021年は23位にランクインしています。
間違いなく「成功者」といえるでしょう。
高級住宅街の一軒家?自宅もすごい?
リサーチしたところ、現在はわかりませんが、東京都世田谷区と渋谷区の広尾に個人的な不動産をお持ちという情報がありました。
どちらも高級住宅街の一軒家のようですので、ご自宅としてご家族がお住みになっているのかもしれませんね。
荒井氏には一人息子がいる?
ご結婚された年齢は不明ですが、息子さんがいるという噂も。
妻、ご子息がいることから、仕事以外のプライベートも充実されていると推測できます。
お子さんの年齢や経歴などの詳細な情報は不明ですが、荒井氏のお父様も荒井氏本人も自営・起業されていることから、息子さんもそのような道を歩んでいるのかもしれません。
名言・格言をチェック
一代で、オープンハウスを成功へと導いた荒井氏は、数々の名言・格言を残しています。
一部ですが、ピックアップしてみました。
「私は人に負けたくない性分。負けたくないとなると、自ずと一番になるしかない」
「私は、約束を守る人間です。できないことは言わない」
荒井氏はご自身を「負けず嫌い」と分析しています。
負けず嫌いながらも、嘘はつかないとという、裏表がない人柄がわかる言葉ですね。
「営業現場で活動する社員には徹底したお客様目線が求められます。特に不動産仲介の現場では、知識や経験以上に、お客様のために一生懸命汗をかけるかどうかが成果に直結します。」
こちらは、採用に関するインタビューでのコメントです。不動産業者は星の数ほど存在します。
商品の品質はもちろんですが、「どの会社から買うか」よりも「誰から買うか」ということが重視される時代になりつつあるといいます。徹底的な「顧客目線」がオープンハウスを成功へと導いた要因の1つといえるでしょう。
「目の前の社員が幸せで、その家族が幸せであってほしい」
会社の業績・売上だけでなく、社員を思う気持ちがわかるコメントですね。
荒井正昭社長の評判はどう?社員からの口コミ
経営者として、優れた手腕と思考をお持ちの荒井社長。ではオープンハウスで働く社員・スタッフたちからはどう映っているのでしょうか。口コミ評判を調べてみました。
「代表のカリスマ性は凄いものがあり、毎回の本社朝礼はかなりの緊張感の中で代表の話もあり、代表がこれからの業界の見解を話してくれる。一般の方とは違う視点で物事を見ている方なので面白い話を聞けていた」引用元
「凄い、の一言。何もいうことはありません。成長していく未来しか見えない。天才と思う」引用元
「一代でここまで築き上げる社長は本当にすごいと思います。財閥系大手がシェアを多く取る中で、ベンチャーで真っ向勝負しており、年々売り上げも増加していてまだまだ伸びると思います。面接の際にも私を一番買ってくれたのが非常に印象的でした」引用元
「経営者はとても頭の回転が早いかたです。できる男とはこのかたのことをいうんだろうなと感じます。
成長意欲も高く、みんなもそれに付いていきたいと思っています」引用元
荒井社長の「カリスマ性」「経営手腕」に惹かれて入社する社員が多いようです。
採用系口コミサイトにはオープンハウスに対する数多くの投稿がありますが、社長への批判的な意見はほとんどありませんでした。
この点からも本当に「優秀な経営者」であることは間違いありません。
オープンハウスの強みとは
オープンハウスは以下の4つの事業をメインとしています。
・戸建関連事業
・マンション事業
・収益不動産事業
・米国不動産事業
コア事業ともいえる「戸建関連事業」のメインターゲットは「職住近接を望む30代の共稼ぎ夫婦」。
郊外の広い土地に建つ家よりも、狭くても都心の駅近の家が欲しいという潜在的なニーズ着目したことが、会社の知名度と売上げを飛躍的にアップさせた要因といえるでしょう。
土地の仕入れから設計・施工管理・販売まで一貫して自社で手がけるビジネスモデルを構築しています。
アメリカなどの海外展開や新事業にも続々参入
オープンハウスといえば、都心部の戸建住宅の販売事業をイメージしますが、近年では日本のみならず、アメリカなど海外でも不動産事業を展開。
また、2022年4月には、全国の新築注文住宅を対象に設置工事費の初期費用のみで太陽光発電設備を導入できるサービス「ずっともソーラー(フラットプラン)」の提供をスタートするなど、時代のニーズにマッチした事業を続々と展開しています。
大手なので顧客対応もバッチリ
オープンハウスといえば、言わずもがな知名度の高い有名企業です。
こうした大手企業では、顧客対応に関する品質も高く維持されており、物件を購入したい、あるいは注文住宅を新たに建てたいと思っている方にとっても安心できる材料になることでしょう。
ちなみに、一度契約した取引について、やむを得ず解約を検討されている場合は、以下のお客様相談室に問い合わせることをオススメします。
こうした窓口もしっかり整備されているのは大きな魅力の一つと言えますね。
まとめ
現在、従業員数4,080名(連結・2022年3月末時点)、関東・関西の主要エリアのほぼ全域に営業所を構えるなど、一代でオープンハウスを業界トップクラスの企業へと成長させた荒井社長。
しかし、直近のインタビューでは、以下のように語っています。
「僕が社長をしている間は、オープンハウスは永遠にベンチャー」
オープンハウスが大企業になったいまも現状に満足せず、さらなる成長を目指しているのです。
荒井社長の高い意欲と向上心が同社が成功した最大の要因といえるのかもしれません。
今後も荒井氏の手腕に注目です。