
訪問看護ステーションあやめは、精神科に特化した訪問看護を行っています。
地域の医療機関などと連携し、安心して生活を送れるようにサポートしてくれるのが特徴です。
しかし、訪問看護ステーションと聞いても具体的にどこまでサポートしてくれるのか、できることが何かなどわからない方も多いでしょう。
そこでこの記事では、訪問看護ステーションあやめの会社概要や特徴に加えて実際の利用者からの口コミもご紹介します。
訪問看護ステーションあやめについて知りたい方は必見です。
Contents
訪問看護ステーションあやめはどんな施設?
訪問看護ステーションあやめは、どのような施設なのでしょうか?
最初に会社概要から見ていきましょう。
【会社概要】
・名称:株式会社ファーストナース
・代表取締役:橋本真奈歩 本谷洋美(看護師)
・所在地(本社):東京都港区新橋2丁目12-16 明和ビル4階
・資本金:100,000,000円
・設立:2010年8月30日
・事業内容:訪問看護
・特別顧問:上杉光弘(元国家公安委員長・元自治大臣)
訪問看護ステーションあやめは、ファーストナースが運営している精神科訪問看護に特化したサービスです。
訪問看護と聞くと高齢者が対象に思われがちですが、訪問看護ステーションあやめは精神科訪問看護が対象です。
厚生労働省では、「がん」「脳卒中」「糖尿病」「急性心筋梗塞」を四大疾病に指定していますが、新しく「精神疾患」を加えて五大疾患に変更し、対策を強化しています。
これは、いかに現代社会で精神疾患を抱えている方が多くいるだけでなく、悩んでいる方が増えていることがわかります。
このような環境の中で、訪問看護ステーションあやめは精神疾患を抱えている方だけでなく、その家族にも寄り添うことを目的に事業をしているのです。
精神疾患に悩んでいる患者さんと家族に寄り添い、以前のように笑顔溢れる生活が送れるようにサポートするだけでなく、精神疾患による悲しみを軽減できるような社会を目指している事業です。
精神科訪問看護はどんなことをする?
精神科訪問看護という言葉を初めて聞いた時、どのようなことをするの?と考えるかもしれません。
ここでは、精神科訪問看護の内容や訪問看護についてご紹介します。
精神科訪問看護の意味とできること
精神科訪問介護は、うつ病や統合失調症などの精神的な疾患を抱えている方を対象にした在宅医療サービスです。
薬物治療や自傷他害などの症状が強い場合、入院しなければなりませんが、急性期が終わった患者さんの場合は自立支援を中心としたサポートを行わなくてはなりません。
しかし、自宅では隔離することができないだけでなく、今後生活していくうえでは他人との交流も欠かせないでしょう。
このような方を対象に行う精神科訪問看護は、患者さんの状態や様子に合わせた支援に加えて、医療機関と連携して症状の観察を継続して行います。
日常生活のサポートはもちろんですが、精神症状の悪化を防いだり、対人関係や日常生活において困ったことを相談できたり、様々な支援援助の手続きやサポートなども手伝ってくれます。
服薬管理指導
精神疾患を抱えている方が、在宅医療で看護師が服薬管理を行います。
本来であれば、患者それぞれが意識して服薬するのが望ましいのですが、精神的な症状が悪化したことで過剰に服薬してしまうケースがあります。
過剰な服薬をしてしまうリスクがある場合、自宅に訪問することで残薬を取り出しにくい場所に管理するなどの対策を行うことが可能です。
他にも、患者の状態に合わせて服薬管理を行うことができます。
心身状態の観察
精神科訪問看護では、精神面の観察が重要になります。
精神面で何か変化がないかどうかを観察し、変化が起こった時に出やすい症状をモニタリングしていきます。
一定の基準を決めてモニタリングすることにより、どのような時やきっかけで精神面の変化が起こるかを確認できるからです。
精神症状に関しては、早期発見や早期対応が必要となることから、観察が必要になるのです。
セルフコントロール
精神症状を抱えている場合、服薬はとても重要になりますが、できるだけ日常生活を送りながら精神症状をセルフコントロールしていく必要があります。
セルフコントロールの内容を相談して決めていくのは、訪問看護の役割です。
モニタリングも精神面のセルフコントロールに関係してくる部分ですが、これまでにどのような対処で症状が落ち着いたのか、軽減できるのかを考えていく必要があります。
気分が落ち込んだという症状をレベル5段階に分けて評価し、レベルが3段階になったら気分転換をする、レベル4になったら訪問看護師に相談するなど、事前に行動や対策を検討していきます。
対処法については個人差があるので、全員が同じ方法ではありませんが、患者が危機的な状況になってきた時に落ち着いた行動を起こせるようにするために役立つでしょう。
どんな疾患が対象になる?
訪問看護ステーションあやめを利用できる疾患で、代表的なものは以下のとおりです。
鬱病
日常生活を送る中で気分が落ち込んだり、やる気が出なかったりすることがあります。
このような症状が出たからといって鬱病になったということではなく、疲れやすい、体がだるいという身体的な症状に加えて、気分の落ち込みなどがあった時に診断されます。
明らかな原因がないのに気分が落ち込んだり、原因が解消しても症状が消えなかったりするだけでなく、学校や仕事に行けない、動けないなど日常生活に支障をきたすのが鬱病です。
統合失調症
人口の約0.7%がかかると言われている統合失調症は、心の動きがバランスを崩した状態で、思考や感情がうまくコントロールできない状態になります。
就職、進学、結婚、ストレスなどが原因で、幻覚、幻聴、妄想などが症状として起こります。
双極性障害
双極性障害は、気分が落ちこんで元気がない状態と異常に元気な状態を繰り返すのが特徴です。
最初は鬱病のような症状が出ることが多く、100人に1人の割合で発症するとされています。
躁状態になると、大きな買い物やギャンブルをするなど気分よく過ごせるため、症状を自覚しないケースもあります。
過去に訪問看護ステーションあやめを利用した方の感想は?
訪問看護ステーションあやめでは、多くの精神疾患を抱えている方をサポートしてきました。
ここでは、過去に訪問看護ステーションあやめを利用した方からの手紙についてご紹介します。
“あやめさんが来てくれると日頃の辛さがいっきにふきとびます。短い時間だけどあやめさんと一緒にすごす時間は命の次に楽しみです。”
引用:https://note.com/fnayameshowa/n/naa0679d7bb02
自傷行為によって精神の病名が診断されている方からです。
イライラとストレスによって自傷行為をしてしまったようですが、訪問看護のたびに「自分自身の心と身体が痛いよ」や「自傷行為をしたくなったらあたしたちの事を思い出してみて」と伝え続けたことで、自傷行為が明らかに少なくなったということから心が安定してきたことがわかります。
“自分で仕事が出来るようになったのは、訪問看護ステーションのスタッフがいるからです。ほんとうに、感謝しています。”
引用:https://note.com/fnayameshowa/n/nbbb16e2d07a3
奥様が病気で他界して以降、話し相手がいない、食事に困っているなどの悩みを抱えていた方からの手紙です。
通院への困難や薬などの心配も多くありましたが、訪問看護ステーションあやめのサポートにより、元気が出たと書かれていました。
この手紙から、生きる活力を得ていることがわかります。
まとめ
ここまで、訪問看護あやめの事業内容に加えて、訪問看護の内容や対象者について解説してきました。
精神疾患を抱えて自宅で療養されている方を対象にサポートしている訪問看護あやめは、常に利用者のことを考えていることがわかります。
実際に利用者からいただいた手紙を一部紹介しましたが、いかに救われているのかが文面から読み取れます。
訪問看護あやめのおかげで救われた人々がたくさんいることから、今後訪問看護の利用を検討している場合は訪問看護あやめを検討してみましょう。