エマソンバルブアンドコントロールジャパン株式会社は、工場で使われる工業用バルブの製造・販売・メンテナンスを行う会社です。
取引や転職を考えていて、「どんな会社なのか知りたい」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
ネットで調べると、「単独の公式サイトが見つからない」「外資系のようだが、日本での実態がよく分からない」といった疑問を持つ方もいるようです。
しかし、結論から申し上げますと、同社は世界的な産業機器メーカー・エマソンのバルブ部門の日本法人であり、全国に拠点を持って事業を続けている会社です。
本記事では、同社の成り立ち、扱っているブランド、サービス体制について、公開されている情報をもとに分かりやすく解説します。
エマソンバルブアンドコントロールジャパンの会社概要
まずは、同社の基本情報を確認しておきましょう。
- 社名:エマソンバルブアンドコントロールジャパン株式会社
- 本社所在地:東京都港区芝浦1-2-1 シーバンスN館17F
- 従業員数:160名
- 事業内容:工業用バルブの製造、販売、メンテナンスグループ米国エマソン社のバルブ&コントロール部門の日本法人
- 拠点:全国11拠点(営業所・サービスセンター)
- 主なブランド:KTM、Keystone、Vanessa
同社の製品は、石油化学、一般化学、オイル&ガス、電力、鉱業、食品・飲料、建築・建設など、幅広い業界で使われています。
2017年にエマソンのグループに加わっている
同社の成り立ちを知るうえで欠かせないのが、2017年の事業統合です。
エマソンは2017年4月、ペンテア社からバルブ&コントロール事業を31.5億ドルで買収したと発表しました。この事業は世界で約7,500名の従業員を抱える大きな事業で、買収後はエマソンのオートメーション事業に組み込まれています。
同社もこの統合によって、2017年4月からエマソンの傘下に入りました。
グループが変わった経緯があるため、昔の社名やブランド名で同社を知っている方もいるかもしれません。社名が変わっても、扱うブランドや製品は引き継がれています。
幅広い用途に対応するブランドを扱う強み!
代表的な3つのブランド
同社が扱う代表的なブランドは、KTM、Keystone、Vanessaの3つです。いずれもエマソンの日本語サイトで、グループのバルブ製品として紹介されています。
特に注目すべきはKTMです。ボールバルブやダイヤフラムバルブなど、工場の配管に合わせた製品を数多く持っています。
なお、K-BALLはもともとKTMブランドの製品で、2014年10月に名称をK-BALLに変更しました。仕様に変更はないと案内されています。
この表からも、同社が定番の製品を扱いながら、新しい製品の投入も続けているという事実が分かります。
グループ内で役割を整理している
同社は、グループ内での役割分担も整理しています。
2018年10月から、安全弁やラプチャーディスク(破裂板)、液面計などのブランドの業務は、同じエマソングループの日本フイッシャ株式会社へ移管されました。対象は、Anderson Greenwood、Crosby、Yarwayなどのブランドです。
これにより同社は、KTMをはじめとするボールバルブやバタフライバルブなどの事業に力を集めています。製品ごとに問い合わせ先が分かれているため、取引を考えている方は、扱っているブランドを確認してから問い合わせるとスムーズです。
営業所とサービスセンターの11拠点
同社は、全国11か所の拠点で営業とメンテナンスに対応しています。
- 営業:本社営業部、神戸営業所、名古屋営業所、九州営業所
- サービス:東京センター、東海センター、関西サービスセンター、中部センター、倉敷センター、中国センター、九州センター
倉敷や中国地方など、工場が集まるエリアにも拠点を置いているのが特徴です。
拠点を統合して体制を強化
同社は近年、拠点の統合を進めています。
2024年4月には、大阪と神戸のサービスセンターを統合し、「関西サービスセンター」として営業を始めました。
2025年5月には、関東エリアのサービスを強化するため、鹿島センターを東京センター(千葉県松戸市)に統合しています。
工業用バルブは、設置したあとの点検や修理が欠かせない製品です。拠点をまとめて人や設備を集めることで、サービスの質を保とうとしている姿勢が見えてきます。
エマソンバルブアンドコントロールジャパンに関するよくある質問(FAQ)
Q. エマソンバルブアンドコントロールジャパンに公式サイトはありますか?
A. 社名を冠した単独の公式サイトは見当たりません。製品情報はエマソンの日本語サイトに、会社概要やお知らせはIPROSの企業ページに掲載されています。
Q. 日本エマソン株式会社とは同じ会社ですか?
A. いいえ、別の会社です。日本エマソン株式会社は1961年に設立されたエマソンの日本法人で、超音波溶着機などの事業を扱っています。どちらもエマソングループの会社で、本社は同じビルにあります。
Q. 安全弁について問い合わせたい場合はどこに連絡すればよいですか?
A. Anderson GreenwoodやCrosbyなどの安全弁ブランドは、2018年10月から日本フイッシャ株式会社が担当しています。KTMなどのボールバルブはエマソンバルブアンドコントロールジャパンが担当しています。
まとめ
エマソンバルブアンドコントロールジャパンは、世界的な産業機器メーカー・エマソンのバルブ部門の日本法人です。
単独の公式サイトがないため「どんな会社か分からない」と感じられがちですが、情報はエマソンの日本語サイトとIPROSで公開されています。
2017年にエマソンのグループに加わり、KTM・Keystone・Vanessaといったブランドを引き継いで、全国11拠点で製品の販売とメンテナンスを続けています。
公開情報をたどると、同社が日本の工場の安全な操業を裏側から支えている会社であることが見えてくるのではないでしょうか。
取引や転職を検討している方は、まずはIPROSの企業ページやエマソンの日本語サイトで、扱っている製品を確認してみてはいかがでしょうか。





